今日も朝から冷え込んでいます。午後からは
別館研修センターにて、
VHJ研究会薬剤部会 in 恵寿
の開催です。全国からVHJ研究会アライアンス病院の薬剤部門の現場責任者26名が集合です。
私からの歓迎の挨拶と病院紹介の後、
病院間での情報交換のほか、この研究会としての
薬品のメーカーや種類の絞込み、薬品の共同購入、さらにジェネリック医薬品の評価などについて夕方まで熱く議論が交わされました。
厳しい医療環境の中、各部署での地道な努力が
病院力につながるに違いありません。
そして、
病院力の次は「
町医者力」です。先週大阪で開催されたVHJ職員交流会の後の懇親会で、民主党の梅村参議院議員と同行され、名刺を交換させていただいた
長尾クリニックの長尾和宏院長から、この著書をご恵贈いただきました。
この本は、同氏の過去のエッセイ集とブログ(
ドクター長尾和宏ブログ)の内容をまとめたものです。ブログのお手本のような短い文章に、同氏の
地域医療に対する想いが凝縮されています。
また、
政治も、医療も、そして日本医師会もチェンジの時。「総合病院」から「地域総合医」へ。「専門病院」と「地域総合医」の併診が医療を変える。
という氏のメッセージです。私も、昨今の
医師不足の原因の一つは日本の医師を育てる過程が専門医志向であったこともあると思っております。これから、多くの併存疾患を持つ高齢者が増えるにしたがって、全てを専門医が見るとなれば、ひとりの高齢者は数人の延患者になってしまいます。医者がいくらいても足りません。複数の疾患や健康診断などを総合的にみる
「地域総合医」(家庭医)こそが病院専門医の疲弊を減らすという医療側のメリットばかりではなく、患者にとっても、医療経済にとっても有用に思えてなりません。
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