今日はとても冷え込む東京日帰りです。東京の雪の影響で朝の飛行機のダイヤも遅れ気味でした。
雑誌取材の後、
全日本病院協会(全日病)の
常任理事会と
病院のあり方委員会でした。
理事会では、多岐にわたる全日病の平成21年度事業の報告書の協議の後、報告事項として中医協やチーム医療の推進検討会のほかに、私の方から日本医療機能評価機構の理事会・評議員会での問題点や経済産業省の国際メディカル・ツーリズム調査事業の結果も報告させていただきました。
CBニュース(4/17):医療ツーリズム、国家レベルのプロモーションを―経産省の報告書へリンク
また、全日病が厚生労働省から受託した
老人保健健康増進等事業「認知症患者にかかわる労働力と費用の調査」の結果概要が報告され、タイムスタディで一般急性期病院に入院した認知症患者のお世話(医療処置・ケア時間)に同じ年齢の入院患者に比べて1.6倍の時間がかかり(各職種合計)、それに伴う人件費コストも1.4倍かかることが示されました。
一般病院でも高齢化の中で認知症にかかわるDPC係数や加算点数の必要性が示唆されました。
また理事会に続く
病院のあり方委員会では、今年度まとめる
2025年の病院のあり方報告書に向けた内容と分担研究が検討されました。私は、
産業としての医療にかかわる部分を分担することになります。
たまたま、ネットを検索していたところ、10年前の私の論文に対するコメントを見つけました。まさに産業的発想を書かせてもらいました。こうやって、研究してくださる方がいることは執筆者として、またネット公開した者にとって望外の喜びです。
院内SPDの構築について考える:お湯 わいとう のブログへリンク