今日も恵寿鳩ヶ丘での診療の後、能登空港経由で東京・永田町でした。
全国都市会館にて、
厚生労働省の
第4回 医療計画の見直し等に関する検討会
に委員として参加です。今日の議題と参考人は、
1.災害時の医療体制の構築等について
厚生労働省救急・周産期医療等対策室 宮本室長
DMAT事務局 小井土事務局長
2.医療連携のための実際的手法等について
国際医療福祉大学大学院 高橋教授
順天堂大学医学部公衆衛生学講座 田城准教授
でした。
震災と医療計画に関する議題では、各団体が自分たちの業績をアピールするのではなく、医療計画の中での災害医療をどうするかという視点の必要性を述べました。今までの災害医療でなかった視点として、
災害時の亜急性、慢性期医療、介護の連携の視点、医療情報共有のための『どこでもMY病院』等の利用の視点を主張しました。また、各病院で
事業継続計画Business Continuity Plan, BCPを明文化する必要性も主張しました。
さらに
医療連携の手法に関しては高橋教授から二次医療圏データベースの紹介と解析があり、特に
これから高齢者人口が爆発する都市部における慢性期、介護需要対策の必要性が示唆されました。また、田城准教授の循環器疾患のクリティカルパスについては、私から
策定にあたってのリーダーシップの必要性と事務局機能として行政に関わりの必要性を提言させていただきました。