川崎市中原区の
東横線新丸子駅前の商店街を抜けると広いグランドがあります。その先に、
日本医科大学新丸子校舎があります。いまから30数年前、私も教養部をここで過ごし、文京区千駄木で医学部の講義や実習が終わってから、剣道の部活動のためこの校舎に足繁く通いました。大学卒業以来、初めての訪問です。私の医療の第一歩がこの地だったのです。
猛暑の今日は、感傷に浸るために訪れたのではありません。この校舎に隣接する
日本医科大学附属武蔵小杉病院に、
厚生労働省のチーム医療のための看護業務検討ワーキンググループ委員として、
特定看護師(仮称)業務試行事業指定施設視察
というヒアリング調査でした。委員が手分けして視察を行います。私の分担として、昨日は
藤沢市民病院に
竹俣委員と、そして今日の調査は
前原委員、真田委員の他、
大谷医政局長、岩崎看護課長など事務局の皆さんとともに訪問です。
特定看護師(仮称)として活躍する
藤沢市民病院のNさん、そして武蔵小杉病院のFさんともに経験豊富で極めて優秀な看護師さんです。共に、特定医行為実施にあたっては、
患者に寄り添う看護師としてのIdentityのもとで、安全に対する準備と理念に周到な準備がなされています。さらに、手を抜くことのない
アセスメントに基づいた包括的指示という医師との契約のもとで実施されていることを確認しました。
そして、午後地元に帰りました。緑に癒され、地域住民の笑顔、病院職員の笑顔があります。ここでの地域医療に私の
Identityがあるのです。