昨夜からの雪が積り、
白銀の七尾市内です。定例の
経営会議(写真)の後、今日は
奈良医大、早稲田大学大学院から公共政策分野研究者の方々が見学に見えられ、
地域振興や医療介護連携、さらには医療ツーリズムなどについて意見交換をさせてもらいました。
そして、今日も能登空港へ向かいます。七尾を出るときの晴れ間もつかの間、途中の
能越自動車道区間では激しい降雪にあいます。
14時から
日本病院団体協議会代表者会議で、私が同協議会の
死因究明制度等に係るWGの座長としてまとめた
診療に関連した予期しない死因究明制度の考え方
について報告させていただきました。この会議で承認され、この案を世に問うことになります。
日病協・診療に関連した予期しない死因究明制度の考え方へリンク
その後、全日病業務に続き、
霞ヶ関・厚生労働省へ移動です。16:00から
第3回 がん診療提供体制のあり方に関する検討会
に参加です。
今回は、
(1)今後のがん診療連携体制について、(2)がん診療連携拠点病院等の要件についての審議です。
(1)では、国が認可する「準」拠点病院を、前回私が指摘したことにより「
地域がん診療病院」と称することが提案され、主にがん連携拠点病院が空白の医療圏で設置することになります。この病院の指定にあたっては、地域の事情が分かっている都道府県の推薦によって国が認可する方向にすることで、従来より県が指定していしてきた独自の連携協力病院等との整合性を図るべきであると提案しました。また、
拠点病院~診療病院~地域の中小病院や診療所のネットワーク作りが重要であることが委員間で共有することができました。
(2)での要件については、各委員の意見陳述にとどまり、今後新たなWGを作って検討することとなりました。
いずれにしても、
医療者ばかりではなく患者目線でわかりやすいネットワーク作りと情報公開・情報共有ががん診療の重要な肝となりそうです。