冷たい能登の野辺の地面からも、ようやく
つくしんぼが出、可憐な小さな花も咲き始めました。病院への向かう通勤路です。
あれから、今日で6年です。
そう、
2007年3月25日9時41分、震度6強(マグネチュード6.9)の能登半島地震に見舞われてから6年になります。当院も被災し、大きな被害を受けました。
さらに、その後の人口減少など
地域の疲弊は大きなものがあります。この6年間、地域住民の健康増進のための医療ばかりではなく、
安心をキーワードに他産業とコラボレーションすることで地域振興に貢献できないかを模索してまいりました。
そんなこともあり、私たちが地域振興に目を向けた記念日たる今日、国会議事堂前の
内閣府に呼ばれ、
経済財政諮問会議民間議員の社会保障分野の勉強会
で
意見陳述です。13,21,25日の3日間で6人からヒアリングということです。私以外の参考人は全員大学の経済学、医療経済学の学者さんばかりで、
唯一の現場かつ地方の病院関係者ということになります。
この中で、
地域そのもののBCPとしての病院の役割、今後のプライマリ・ケアと専門・先進医療との役割機能分担、公私の問題(他会計繰り入れ)等の
3つの軸を中心に意見を述べさせてもらいました。
帰り道は、すっかり暗くなっています。霞が関界隈の
満開の夜桜を見ながら東京を後にします。