故あって、今日の始りは、
金沢駅前でした。まさに、
新緑というにふさわしい若葉が小雨に美しく映えていました。
そして、東京に移動です。雨に打たれる東京の緑はずいぶん濃くなっています。まずは、一番町、バチカン大使館横の
ホスピタルプラザで開催の
四病院団体協議会総合部会
に出席です。病院団体としてまとめるべき
医療基本法や税制改革、社会保障改革国民会議情報など議論し、さらに
臨床研修のあり方などを話し合いました。
その後、港区の桜坂方面です。
新緑の中で、おしゃれなカフェを横目に見ながら、
ホテルオークラ東京へ向かいます。
ここで、
ロビーイスト、ロイ・ファウチ氏(写真中)主催の
医療セクター講演会
に参加です。国会議員、厚労省OB、日本医師会長をはじめ各種医療団体の長、医療経済学者さん等、日本の医療を語る時に出てくる名前の皆さんがほぼ集っていました。
まず、故人を偲んでということで、
日本の医療に影響を与えた今は亡き政治家の紹介です。消費税を導入した
故竹下登氏に対しては津島雄二・元厚生労働大臣が、
故今井澄氏に対しては
小宮山洋子・元厚生労働大臣(写真右)が、
故沢たまき氏に対しては
齋藤鉄夫・元環境大臣が功績を讃えます。なかなか、日本の催し物では、こういった功労者を讃えるセレモニーはありません。
そして、今回の
講演は、
医療の新たな現実(The New Reality of Medicine)
ジェームス・マデラ米国医師会CEO
です。アメリカ医師会(AMA)の歴史から肥満者増加を通してのこれからの医療の問題点、
行動科学に基づいた医学教育の重要性を語ります。その中では、
医療の中のチームではなく、社会の中でのチームとして医療問題に取り組むべきであることを強調します。そして
「医師の使命と責任」の確立こそが医学教育の本質とします。
終了後、マデラ先生ばかりでなく多くの関係者と懇親を深めさせてもらいました。