今日
9月11日は、当院の
創立記念日
です。1934年に開設した当院は今日で満79歳になり、明日から80年目に突入しします。
これまで支えていたいだ地元の住民や行政、連携機関に、そして仲間たちに心より感謝します。 今晩、創立記念日を祝うように、
新棟(本館)の屋上看板の試験点灯です。これからも、地域を照らし続ける病院でありたく思います。
その今日の午後は、全日本病院協会が8月に
プライマリ・ケア宣言2013として
病院こそが在宅・介護対応、認知症に対応すべきと宣言したことを受けて、医師以外の病院職員を対象に
病院職員のための認知症研修会
の開催です。149人の受講生を集め、1日目は座学、2日目はグループワークの研修会です。
1日目のプログラムを紹介します。
基調講演 我が国の高齢者医療における課題
国立長寿医療研究センター総長 大島伸一先生
超高齢化社会を迎えるにあたってのあり方で、先ごろ報告書を提出した社会保障制度改革国民会議の委員という立場も含めて、パラダイムシフトの重要性をお話しいただきました。
講演① 認知症と今後の高齢社会
日本医科大学武蔵小杉病院内科教 北村 伸先生(写真中)
今後の認知症施策の方向性を認知症街ぐるみ支援ネットワークの取り組みを踏まえてお話しいただきました。
講演② 認知症の診断と治療
首都大学東京副学長 繁田雅弘先生 (写真右)
精神医療の専門家として認知症といかにつきあっていくかについて具体例をあげながらお話しいただきました。
講演③ 認知症に中小病院はどう対応すべきか
恵寿総合病院理事長 神野正博
各病期、各医療~介護施設における連携の重要性とその連携のコーディネート役としての病院職員の役割の大切さをお話ししました。
今日の話しで多くの参加者の中で問題が整理されたに違いありません。明日のグループワークで、決して教科書通りにいかない認知症対策の知恵の共有が図られることを期待しています。