小雨の
霞ヶ関でした。
地域における医療・介護の総合的な確保を図るための改革に関する医療介護一括法案も今日、参議院本会議で可決したらしいですね。そして、次へ始動です。今日は、何と二つの審議会に出席します。
まずは、13時から
厚生労働省で
第1回医道審議会医師分科会 医師国家試験改善検討部会
に出席します。4年毎に見直しがかかります。今回は、平成27年に答申、平成29年度からの医師国家試験に反映させる事項の審議です。
医学教育ばかりではなく、卒後臨床研修、専門医制度とも大いに関わります。医学部6年生が実習よりも国家試験対策に重きを置いてしまう現実にいかに対応するかが議論となります。実習前の、共用試験であるOSCEやCBTの重さと質と国家試験との関係が今後の課題となります。
次に省内を縦移動し、15時から
2016年診療報酬改定に向けた
第1回診療報酬調査専門組織 入院医療等の調査・評価分科会
に出席します。今年の診療報酬改定で大きく変わった
入院医療の機能分化を検証するためと次回改定に向けた調査項目についての検討となります。特に、今回、
慢性期医療の中で障害者病棟、特殊疾患療養病棟についても調査が明記されています。この点については、
従来の患者像の調査に加えて、障害者、あるいは準ずる病態の調査項目や障害者福祉を考慮するよう提言します。さらに、今回初めて作られた
地域包括ケア病棟の患者像の評価も提言します。
調査票は秋までに作成され、年末に調査が行われます。
本日の
日本経済新聞朝刊北陸経済面では、
恵寿総合病院グループ・医療・介護一体で提供、病院横に高齢者向け施設
という見出しで、これまで私たちが行ってきた
地域における包括ケアシステムと今後の展開が取り上げられました。また、7月1日には、
総合病院の47床を地域包括ケア病棟に転換します。