昨日から曇り空の東京です。今日も、昨日に引き続いて六本木ヒルズ内の
アカデミーヒルズです。
Global Dementia Legacy Event Japanは、認知症対策が世界的な問題という認識の下で、昨年12月にロンドンで開かれたThe G8 dementia summitのカナダに次ぐ後継イベントとして日本での開催を日本政府が主催します。
厚生労働省ホームページへリンク
昨日は分科会、そして2日である今朝、
開会式です。
塩崎厚生労働大臣の挨拶に続き
安倍総理大臣が挨拶です。政府が一丸となって認知症患者さんと家族の生活全体を支える施策づくりと認知症研究力を入れることを宣言します。
総理挨拶の紹介(官邸ホームページ)へリンク
また、そのほかの来賓挨拶に続き
ご本人が認知症患者のFさん(写真右)から、本人だけではなく家族も社会から孤立すること、本人が努力している時期ともう無理で破たんする時期の間の空白の時間に絶望の淵があることを語り、この空白の期間の解消に社会が向かってほしいことを感動的に訴えます。
その後、1日目の分科会をその代表者が総括します。最も増加率が激しく、膨大なコストがかかるとされる認知症に対して、
国家間の協業による情報共有、国際的なベンチマーク、そしてその測定指標の共有化が提言されます。また、医療と介護とコミュニティを
統合Integratedしていくにあたって、
プライマリ・ケアの柱となる家庭医の関わりから、認知症センター、専門医のかかわりまでのコーディネイトの重要性も語られます。さらに、社会として
介護者のサポートのためのデイケアやレスパイトケアの必要性も指摘されます。
また、別室では、認知症対策として、日本が誇る
対話型ロボットが展示されています。世界各國の代表の歓声が聞こえます。