朝の病院業務を終え、青空の下、
枯葉の舞い散る
のと里山空港から日帰り出張です。
13時から霞ヶ関の
厚生労働省です。今回は、
平成26年度 第2回医道審議会医師分科会・医師国家試験改善検討部会
に出席します。主に第1回で検討事項とされた
医師国家試験の出題数と
OSCEについて、各委員より提出されたデータを基に検討します。
臨床実習をより多く、実り多いものにするために、実習前の
共用試験(CBT)を資格認定化し、卒業後の医師国家試験をより臨床に則したものだけにすることが求められます。そういった意味で、CBT合格判定の全国統一とその内容の精緻化が必要となります。医学部長病院長会議から
能力値としてのIRTを43以上と統一する動きが報告されます。
また、
客観的臨床能力試験であるOSCEを大学教育のフィロソフィーにとどめるか、国家試験に取り入れるかも議論です。現実問題としてOSCEを精緻化していくためには、大変なSP(模擬患者)を含む人と労力、時間、金がかかります。しかし、国家試験にわずかでも取り入れると臨床能力の改善の動機付けにもなります。その兼ね合いについては、更なる議論が必要なようです。
今後、具体的な議論は、非公開のワーキンググループでの議論となります。