昨夕は、事故で大渋滞ののと里山街道を南下し、
石川県医師会館です。18時から、各群市医師会長と医療関係団体、石川県健康福祉部地域医療連携室の代表が集まり、
佐原理事の司会で
平成26年度在宅医療推進協議会
に出席します。来年度以降、
在宅医療介護連携事業が県から市町へ移管されることに伴って、市町と区割りと実施する医師会の区割りが異なることについての懸念が示されます。また、
地域包括ケアの範囲の思いが、事業者によって異なることが推進の妨げになりうることを指摘します。
その後、19時から
在宅医療推進事業報告会
です。
県内の15グループからの事業報告です。高齢化に伴う社会構造の変化、認知症の増加などへの対応が示されます。七尾市医師会管内からは、
中能登町のあじさい会(中段)、
七尾市の紫蘭の会(下段)が報告です。
この年度末に
これからの地域医療を考える上で注目すべき資料2点です。まず、
経済産業省から、18日に取りまとめられた
人口と経済の持続可能性に関する調査研究報告書
です。
・企業や保険者が地域医療に貢献していくことの重要性
・データ活用等含めた保険者機能の重要性
・将来の医療需要推計を行いました。先まで見据えつつ、需要にあわせた医療提供体制整備の重要性
を言及しています。そして、全都道府県の入院医療需要予測と提言が記載されています。地域医療構想、その圏域を考える参考資料が増えました。
経済産業省「将来の地域医療における保険者と企業のあり方に関する研究会」報告書のページへリンク
さらに、同じく18日には、最終報告となる
厚生労働省の
第9回地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会資料(同ホームページリンク)
が公表です。
地域毎の医療ビジョンを作成する上での
医療機能毎の病床必要数を推計するガイドラインの最終案です。高度急性~急性期~回復期~*(慢性・在宅?)の医療資源投入量から見た変換点が正式に示されます。資料の中で、
障害者・特殊疾患療養病床→慢性期機能という点(図右)にいささか疑問です。
ちなみに、1月の
恵寿総合病院入院患者さんで障害者病棟入院患者さんの71.2%は今回の推計ガイドラインの式に当てはめると急性期患者さんになります。