時々小雪が舞う能登から、青空の東京です。桜も開花したようですが、街路樹には若葉が芽吹き始めています。水道橋の
全日本病院協会にて
四病院団体協議会総合部会
に出席です。年度末ということで、多くの報告事項が続きます。中医協も、来年の診療報酬改定に向けて前哨戦が始まっています。それに対しての意見も百出します。
この会を途中退席し、
厚生労働省に向かいます。15時から
平成26年度第3回医道審議会医師分科会医師国家試験改善検討部会
に出席します。医道審議会に提出する
最終の検討部会報告(案)の審議です。6月以来3回の公開審議、5回の非公開のワーキンググループで議論を重ねてきました。
平成30年(第112回)の国家試験から新しい仕組みとなります。
医学部在学中に主に医学知識を問うCBTが平成27年度に合格基準化統一化されることを背景に、
医師国家試験は臨床実地問題が主となります。本質的には、医師の臨床能力の判定のために国家試験にOSCE導入すべきである点は一致しますが、現状を鑑み、今回はCBTによる知識と大学にAutonomyとしての医学部6年間を通した医師としての人間性、倫理性の評価を委ね、医師国家試験受験資格を厳格化する責任を求めるものになりました。