まだうす暗い七尾を出発です。早朝の
特急・能登かがり火には助かります。金沢で北陸新幹線に乗り換えます。日本海側は曇り空でしたが、妙高辺りから青空が広がります。
白い雪山を眺めながら進みます。(写真中:妙高山、写真右:浅間山)
大宮まで来ると
富士山が近づきます。まずは、真っ青な東京の青空の下、
日本病院会ビル(ホスピタルプラザビル)に伺い、11:30から
日本病院会 災害医療対策委員会
に
副委員長として参加します。
災害医学に関する知見を集積し、その学術的根拠を背景として災害医療の国家的統合を実現するために、常設研究機構の設立の提言書をまとめます。
次に、13:30からは
日本病院団体協議会代表者会議
に副議長として参加します。
消費税、診療報酬などに関して議論です。
さらに、この会を中座し、西新橋の
航空会館に移動し、厚生労働省の
看護職員需給見通しに関する検討会
に出席します。この需給見込みの検討会は、第6次から足掛け10年以上のお付き合いとなります。今回、地域医療構想の策定とともに、看護師のみならず医師やリハビリテーション療法士などの需給に関して
医療従事者の需給に関する検討会を立ち上げるという政府方針となったため、この第8次に相当する検討会は終了することになり、新たな看護師需給分科会に発展します。いったん解散となり、私もお役御免です。多くの委員は留任するようですが、私は医師需給分科会へ転身することとなりました。
最後ということで、
看護師不足は依然として都市部も地方も、急性期も慢性期も施設も在宅も厳しいものであるという認識を強く主張します。そこで、高齢化に伴う複雑な医療需要に応えるために要素を多変量化する検討、社会人や外国人の有効利用、認知症やせん妄患者への対応などを検討した上で、決して減らすことのない養成に期待しました。
そして、夕暮れの霞ヶ関・
厚生労働省での打ち合わせで今日の仕事を終えます。