今週も始まりは梅雨でじとじと雨模様の能登北部、
恵寿鳩ケ丘からです。
紫陽花が鼠色の空によく似合います。
一旦恵寿総合病院に戻り、諸打ち合わせの後に、急遽予定外の上京です。ラジオななおの私の番組「ほっとたいむ」の1,001回は電話出演となります。
そして、晴れから曇りに変わりつつある東京有楽町の
東京国際フォーラムに到着です。いよいよ、理事のほとんどが入れ替わった新生
一般社団法人日本専門医機構理事会
に新理事として出席します。最初に、理事長に吉村博邦氏、副理事長に松原謙二氏、山下英俊氏を選任します。
ダッチロールを続けてきたこの機構に対して、地域医療の視点、専攻医の視点、そして患者さんの視点からメスを入れます。
まず、監事よりこれまでを踏まえて、財務基盤、広報の体質強化、事務局機能強化の必要性を提言されたうえで議論です。
外部評価委員会のあり方から整備基準の見直し、学会との関係、特にSubspecialityを見越した柔軟な(フレキシビリティある)制度設計、機構と基幹施設・研修病院群との商法に基づく業務委託契約の必要性などが発言されます。
私からも、機構のあり方の議論として機構が直接専門医を認定するよりは、プログラムや研修施設、指導医基準を認証するべきこと。施設基準の外形基準に則ったものは認定することなどを提言します。
ほぼ理事全員が『立ち止まる』ことで原則合意です。いつまで『立ち止まる』か、暫定措置を設けるのかが問題となります。新理事長より、理事会の透明性と情報開示の方針が示され、合意します。何かをできそうな前向きな会となりました。