夏休みの
能登空港から、青空に今日も飛び立ちます。
全日病で開催された四病協総合部会に寄った後、14時から東京駅前のサピアタワー内、
ステーションコンファレンス東京で開催の
日本専門医機構 第1回 基本領域連絡協議の場
に理事として出席します。専門医制度の基本領域である19学会の代表が、新専門医制度による地域医療への影響、配慮について意見を陳述します。後期研修医過去採用実績に対して募集希望人数が1.48~12.1倍(多くは2倍台)となっています。また、学会からはサブスペシャリティと一体的な後期研修などについて要望が上がります。
その後16:30から、この協議の場を踏まえて、
新専門医制度プログラムに関わる「新たな検討の場」
(仮称)専門医研修プログラムと地域医療にかかわる新たな検討委員会
に出席です。ここでは、理事の他に、公衆衛生の専門家として尾身 茂氏を委員として迎えます。尾身氏からは、人口、病態の多寡、交通インフラなどを加味した専門医のあるべき姿にそったあり方とすべき提案があり、さらに都道府県または2次医療圏における専攻医「研修枠」の設定の提言もあります。これらを踏まえて地域医療と専門医制度について意見を出し合います。
さらに、18時からは
日本専門医機構 第3回 理事会
となります。まず、総務担当副理事長に山下英俊氏、財務・広報担当副理事長に松原謙二氏を選任、さらに新たな日本医学会推薦理事として東大医学部附属病院の南学正臣氏就任を承認の後、大きな議論の末に大まかな合意点は以下のようになります。
・新専門医制度はいったん立ち止まり、平成30年度開始を目途にプログラムを再検討する。
・各学会において、来年度は既存のプログラム、または暫定プログラムを学会の責任の下において実行されたい。
・その際には、地域偏在など地域医療への影響を考慮し、激変緩和のため過去の後期研修医採用実績の1.2倍程度の募集定員とされたい。
なが~い1日でした。。。