真夏の
長崎を飛び立ちます。
雲仙から
諫早湾(写真左)、
豊後水道(写真中)を眺めます。そして、東京は、未だ梅雨、
小雨が降ります。
13時から、
日本病院会を会場に
日本病院団体協議会 第141回代表者会議
に議長として出席します。主な議題について徹底討論です。
高齢者医療費について(社会保障審議会医療保険部会)
閣議決定された44の改革の中でも、高齢者医療費抑制の考え方に意見を交わします。高齢者医療の中にも、高度急性期、急性期、回復期、慢性期があるべきで、高齢者だからと言って特定の病期の病院への誘導に懸念を表します。そのためには、現実問題として二次救急病院がトリアージ機能を、将来的にはこれに加えてかかりつけ医がトリアージ機能を持つべきと提言です。
基準病床数について(医療計画の見直しに関する検討会)
当面の間、地域医療構想の病床数と基準病床数をダブルスタンダードとすべきで、病期別基準病床数の導入は次期尚早と結論付けます。
医療機器の適正配置について(医療計画の見直しに関する検討会)
日本の医療のP4Pの考え方を取り入れるべきであり、配置の規制には反対します。
医師確保対策(医療計画の見直しに関する検討会)
地域医療支援センターの実態に懸念が示されます。委員構成、実績、平等性など多くの意見が出されます。偏在対策の『言い訳』にしてはなりません。
病床機能報告制度(医療計画の見直しに関する検討会)
国民とわれわれ病院に対して情報公開を求めます。
診療報酬(日病協診療報酬実務者会議)
DPCの係数のあり方について議論です。平成30年の暫定係数廃止に伴う新たな係数、現状係数について模索します。
専門医制度(日本専門医機構理事会)
日病協としては、情報の公開、学会の思い、病院の思いを開示することによって、学会と病院のWin-Winの関係を求めます。また、非専門を選択できること、更新制度についても議論することの重要性を協議します。
これらの議事を進行し、終了後は
記者会見(写真右)に臨みます。