中秋の今日ですが、今にも雨が落ちそうな東京です。お月見は断念です。
16時から
厚生労働省で
第7回 医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会
診療科や地域の規制を含む偏在対策次第で、医師養成数は変わってくることを確認した上で、12月の最終報告に向けて偏在対策の論点の中で重点項目を8つに絞ります。そして、医療計画等による都道府県による医師確保対策、医師養成課程(医学部地域枠、臨床研修、専門研修)の各論点で議論します。確保しようにも駒がない都道府県の現状も示され、地域枠卒業生の有効活用が重要な対策として俎上に上がります。また、私からも偏在対策に規制的手法は止む無しとし、その規制として、医師法や医療法か、保険医に関する健康保険法か、それともインセンティブかなどを詳細に議論する必要性も提案します。
その後、急ぎ
ホテルグランドパレスで開催されている
敬人会夕食勉強会
に参加します。武見敬三参議院議員から、氏が提案し、内閣官房の健康・医療戦略推進本部医療国際展開タスクフォースの施策の一角を占めることになった
についての講演をお聞きします。
アジアにおいて、急速に進む高齢化に対応したUHC※と健康長寿社会を実現し、持続可能な経済成長が可能な新たなアジアを創るため、アジア地域への地域包括ケアシステムの構築や日本の民間事業者等の進出促進等の相互互恵的なアプローチによる取組を進める。
※Universal Health Coverage:全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、必要な時に支払い可能な費用で受けられる状態。
病院の海外展開(アウトバウンド)よりも、
介護人材の循環型交流を官民のパートナーシップで実現することで、日本より短い時間でAging SocietyからAged Societyへ進むアジア各国での
日本式介護のアウトバウンドを図る構想は、より現実的な取り組みかもしれません。