昨夜の雨も上がって気持ちのいい晴天となった金沢です。金沢駅前の
石川県立音楽堂では、
仲井培雄学会長の下で
第24回 日本慢性期医療学会 in 金沢
慢性期医療と創る未来 — 医療・介護とまち・ひと・しごと—の開催です。開会式で、
私も
日本病院団体協議会議長として、少子高齢人口減社会において、すべての機能の病院でこれまでの権益にとらわれない改革が必要なことを訴えます。
開会式に続く、
記念シンポジウム・慢性期医療と創る未来 ~地域医療構想のありたい姿では
座 長:仲井培雄(第24回日本慢性期医療学会 学会長)
地域医療構想 ~医療機能の分化・連携における慢性期医療~
佐々木 健(厚生労働省医政局 地域医療計画課長)
地域医療構想・地域包括ケアと慢性期医療
松田晋哉(産業医科大学 医学部 公衆衛生学 教授)
絶対に断らない医療が地域包括ケアシステムを支える
武久洋三(日本慢性期医療協会 会長、博愛記念病院 理事長)です。
松田教授は、DPC病院でも誤嚥性肺炎、転倒に絡む骨折患者が多く、独自の調査で脳梗塞の入院前で既に要介護者は多いことを指摘し、
予防のためのネットワークの重要性を訴え、
地域包括ケアステーションの必要性を語ります。また、
武久会長は、慢性期という言葉に埋没することなく、大胆に医療の現場を変える必要性を訴えます。
患者さんの視点で、医療、介護は分けられるものではありません。同様に、急性期も慢性期もありません。
現代の社会と価値観の変化に遅れることなく、私たちが変革すること求められています。