東日本大震災から6年がたった3月11日です。復興を祈ります。 10日は、七尾看護専門学校で
平成28年度 卒業式
です。36名を送り出します。1年生の1学期の現代医療論(医学概論)を担当しました。タイトな講義と臨地実習のおかげでずいぶん頼もしくなりました。中村耕一郎校長が一人ひとりに卒業証書を渡し、私は、開設者である七尾医師会長として祝辞を述べます。新しく加わった医療の仲間にエールです。
学生生活の涙し、詰めかけた家族に深々とお礼です。しかし、記念写真の段では、涙も吹き飛びます。
また、午後には、東京からのIT企業の皆様をお迎えし、これからの
PHR(Personal Health Record)などや
気づきの分析などについて意見を交わし、今後への足掛かりを作ります。
そして、夕には、昨年に続いて虎の門病院に所属する医師であり、弁護士でもある越後純子先生をお迎えして、医療倫理研修会を病院講堂からKeiju Innovation Hub、恵寿金沢病院をテレビ会議システムで中継し、開催です。テーマは、
医療における「高齢者の意思確認」
臨床、倫理、法律、多面的アプローチ
です。諸外国と違って医療上の意思決定ができないとの代行についての法律がないわが国での問題点をロジカルに講演いただきます。特に、医療同意能力の4要素(理解、認識、論理的思考、選択の表明)や「患者の最善」の考え方を整理します。
多くの職員から現場での悩みを含めた質問です。