最近、訪問回数が増えた国会議事堂周辺の永田町です。今日も、医療政策について非公式な勉強会です。
その後、
厚生労働省にて
医療従事者の需給に関する検討会 第15回 医師需給分科会
に出席します。議論も取りまとめに向けて、大詰めです。今回は
1.医師少数区域に勤務した経験を有する医師への評価について
2.地域における外来医療提供体制について
3.制度改正に向けたこれまでの医師偏在対策の議論のまとめ
の議論です。1は、管理者要件の議論となります。地域医療に従事した「認定医師」のインセンティブについて意見を交わします。管理者要件は、これから臨床研修を修了する医師という提案です。したがって、喫緊の偏在対策に効果がないと考えざるを得ないわけで、インセンティブ、あるいはディスインセンティブが鍵となります。
2は、開業規制に関する議論です。保険医登録規制の是非で賛否です。これに代わる手段として、地域医療の情報提供によって開業の場所、診療科を考慮させるという方法も提示されますが、その中身と実行性でも議論となります。
3に関して、未だ
基本認識で委員間で議論です。プロフェッショナルオートノミーは機能するか、国民皆保険の下ですべての国民に等しく医療は提供されているかなど多様です。一部の医療関連団体の委員から、「日本の医療はよくなっている」という認識が出されますが、
私から、
地方において、特に急性期や救急医療を担う病院の医師不足・疲弊、さらには在宅を担う診療所医師の高齢化の実態を述べて反論します。