夏休みということもあって5年生や6年生の医学部学生さんの
自主的な臨床実習が増えています。
日帰りから2週間泊り込みまで、あるいはひとつの診療科から複数科まで各学生さんの希望にあわせてプログラムが組まれます。
そういえば、私も5年生の時には1週間福島の病院へ、6年生の時には1週間救急救命センターへ行ったことを思い出します。物見遊山だった当事に比べると皆さんとっても熱心で勉強家です。純粋に医療現場を知ろうという真摯な態度に感銘します。新臨床研修制度で病院を選択しなければいけない、あるいは受験しなければいけないということがより真剣にさせているのかもしれませんが、それ以上に医者になりたいという動機付けがそうさせているような気もします。
私たちの側も、そういった学生さんの思いを受け止め、臨床の場の魅力を正確に語る必要があります。忙しさばかりが強調される昨今の病院現場ですが、それと同時に魅力ややりがいが疲れをとってくれることも伝えなくてはならないと思います。特に私たちのキーポイントは
地域医療です。
昨日には6年生の学生さんが1週間の実習を終えました。今日も
金沢大学医学部の周生期医療専門医養成コースの学生さんも5日間のコースを終えます(
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学生さんたちから、自分たちの原点を見つめなおすエネルギーを頂ました。ありがとう。
5年生の学生に医学英語での表現力を教育する金沢大学の周生期専門医養成コースの新井准教授、英語講師のエリックさん。(当院医局にて)