昨日、小松空港より札幌に参りました。
全日本病院協会・病院のあり方委員会です。
委員の日程調整で年末はこの日にしかもう空いていないということで、御用納めの後での会合となりました。
平成19年12月21日に自民党・医療紛争処理のあり方検討会から
診療行為に係る死因究明制度等について
(全文は
西島英利参議院議員ホームページ参照)
が出されています。法制化に向けて進んでいくようです。
航空機事故調査委員会のような「
医療事故調査委員会」(医療事故調)を作ろうとしています。
しかしながら、
医療事故の原因を究明し再発防止を図るという趣旨、委員会は、
医療関係者の責任追及を目的としたものではないとしながらも、調査チームに医療の専門家を中心に、
法律関係者、患者・遺族の立場を代表する者等の参画を得て構成します。
その上、
・
民事手続においても、委員会の調査報告書は活用できることとする。
・委員会の調査報告書は、
刑事手続に使用することを妨げない。
ということで、
再発防止を謳いながらも有責判断、訴追に利用するという制度なのです!まるで、ロシア内務省のようです。
あくまでも、再発防止ならば、このような訴追に使う制度はありえません。事故調査委員会にとても怖くて届けることはできませんし、また医療の萎縮、医療崩壊につながってしまうような気がしてなりません。
午後13:10千歳発で七尾に帰ってきました。暖かい日差しの北海道とは裏腹に、北風が強い北陸でした。