前夜の大雨から打って変わって、昨日の朝は晴天でした。青い空とすがすがしい朝の光を受けた楽器の街、浜松を後にして、東京に移動です。
まずは、
国際医療福祉大学大学院乃木坂キャンパスにて
特定非営利活動法人 日本DPC協議会理事会
でした。副理事長の
古城資久先生(赤穂中央病院)、
高橋 泰先生(国際医療福祉大学教授)、事務局長に就任した
山本康弘先生(国際医療福祉大学准教授)を中心に、19年度の事業の報告と20年度からの事業を検討しました。
政策提言と私も講師を務めたセミナーが中心だった19年度でした。今年は、2006年度にDPC準備病院になった病院のうち358病院が新たに
DPC適応病院となり、既存の360病院に加えて計
718病院となるようです。20年度は今後の調整係数論議に向かって、データを分析し、事が起きる前にEvidenceをつけたVisionを提言すること、病院機能別にベンチマークすること、さらに、より実践的なセミナーを開催することなどが話し合われました。
そして、午後は水道橋の
全日本病院協会へ移動です。理事の一人として、理事会・常任理事会に出席。さらに終了後には、今年度13回目となる
病院のあり方委員会(徳田禎久委員長)
に出席です。委員会では1年間討議してきた「
病院のあり方に関する報告書 2007年版」を元に国民向けにわれわれ病院の立場を主張するために出版する「
日本の医療・介護を考える」(写真右)の最終検討です。今月の末には刊行される予定です。冒頭で、
「医療の現状に満足していますか?」「安心して医療を受けていますか?」「安心して生活できますか?」という問いに、皆さんはどう答えられますか?「はい」と答えられる方はほとんどいないと思いますが、われわれ医療を提供する者の答えも同じです。
から始まるこの本は、今の厳しい医療・介護の情勢を国民に訴える一助になるのに違いありません。