今日は、青空の下
七尾看護専門学校 平成20年度入学式でした。
荒井邦夫学校長の式辞(写真中)、4月から新任となった
三林 裕・七尾医師会長の開設者祝辞(写真右)が続きます。31人の新入生です。
この学生たちが卒業する3年後の春には、今よりもっと地域医療が良くなっているように声を上げていかなければなりません。
医療者のエラー(失敗、過失)は罰せられるのか?人はエラーを起こすものであり、そのエラーをいかに未然に防ぐかが重要であり、エラーは人ではなくて組織やシステムが起因するはずです。医療者の未必のエラーが罰せられるならば、これから若者たちに医療界で誇りを持てというのは無理なことになるでしょう。そん中、私たち医療関係者にとってとても重要な
医療事故調査委員会の設置について議論が進んでいます。(
以前のブログ1・
2)
「医療の安全の確保に向けた医療事故による死亡の原因究明・再発防止等の在り方に関する試案-第三次試案-」に対する意見募集について
(厚生労働省医政局総務課医療安全推進室)
基本的に航空・鉄道事故調査委員会との違いは、医療事故調は調査と同時に処分権限を持つこと、委員に専門家以外の被害者代表を入れることにあります。今回の第三次案においても、この「委員会の設置」の項で、
(8)「医療事故に関する調査権限と医師等に対する処分権限を分離すべきとの意見も踏まえ、今後更に検討する。」ということで、どうするか不明。分離が前提でしょう。
(10)で、内科学会は「法律家やその他の有識者1~2 名という構成」。(13)で今回の事故調は、「法律関係者及びその他の有識者(医療を受ける立場を代表する者等)の参画」を明示。「患者代表」を「医療を受ける立場を代表する者」としているが、調査委員会に入れるべきではない。
と思いますがいかがでしょうか。。。