急速に75歳以上の高齢者人口が、人口の比率が伸びようとしています。
後期高齢者医療制度については政争の具となり、これからも改変が続きそうです。
敢えて、私は若年世代の負担等を考えれば、この制度は必要だと思います。現在医療費の1/3、約10兆円を占める75歳以上の医療費はまだまだ増えることでしょう。高齢者に医療費がかかることは当然です。いけないことではありません。
現在自己負担1割、税金5割、他保険拠出4割という財源に問題があると思います。この制度が2005年に日本医師会の日医総研から提案された時には、税金9割だったと思います。すでにリタイア世代に保険はなじみませんし、若年からの拠出に限界があるならば、税しかないと思います。
平成20年6月5日付けの日医ニュースでは、
日医「高齢者(75歳以上)のための医療制度」を提言
75歳以上の高齢者に安心と手厚い医療を
と題した
提言が記載されています。
・七十五歳以上を手厚くする
・今までと同じ医療の提供
・医療費の九割は公費(主に国)で負担
・高齢者の家計負担(保険料と一部負担)は一割
を柱とした改革案です。
猫も杓子も反対の今の時期に、敢えてこの提言を出した日医の見識に拍手です。