午前中は七尾看護専門学校で医学概論の講義。その後、低気圧の影響で厚い厚い雲に覆われた下界を見下ろしながら、急ぎ上京です。
目的地はいつもの首相官邸前の
内閣府本府です。
まずは、
内閣官房情報通信技術(IT)担当室の方々と話し合いです。
-いつでも、どこでも、誰でも
ITの恩恵を実感できる社会の実現-
を目指した「IT新改革戦略」は2006年に内閣総理大臣を本部長としたIT戦略本部より高らかに発表されました。その第1番目の重点政策が「ITによる医療の構造改革」なのです。
しかし、医療のIT化がなかなか進まないのも事実です。そこで渡辺捷昭・トヨタ自動車社長を会長としたIT新改革戦略評価専門調査会の中の、医療評価委員会(座長:國領二郎・慶應義塾大学教授)をこのたび増強することとなったようです。
ということで、私に委員就任の要請でした。お国のためならということでお引き受けすることといたしました。これまでお引き受けした意見陳述や政策提言ではなく、PDCAサイクルのAにあたる政策の評価を行い、修正を求める役回りになると思います。
そして、今日の主目的は、、、同じく内閣府本府で開催された
社会保障国民会議サービス保障(医療・介護・福祉)分科会(第5回)
に出席です。
今回は、6月中旬に政府から発表される
中間とりまとめに対する素案の審議が中心です。
医療提供体制の効率化と集約化、地域医療の再生と地域完結、地域包括ケア、担い手の確保と効率的な協働、IT化など意見が述べられました。
私の方から座長案に対して
・
集約化には、統合・合併と機能分化の必要性
・
包括ケアにこそIT基盤の整備と早急な社会保障カード導入の必要性
・
給付と負担のあるべき姿を知るための医療・介護・福祉のセグメント毎の原価計算の必要性
などについて意見を述べました。(写真中央は、伊藤達也総理補佐官)
報道記事