今日は午前の外来診療を終えて急ぎ上京です。
霞ヶ関の
合同庁舎7号館(金融庁)の共用会議室です。さすが、金融庁!立派なビルです。
そして、ここで
社会保障国民会議サービス保障(医療・介護・福祉)分科会(第7回)
に出席です。
この会議は閣議決定により作られていること、福田総理からの「残された課題として医療・介護の将来推計は今後の社会保障政策に必ず必要である」というコメントのもと、政権がどうなっても、予定通り10月末の答申に向けて粛々と議論を進めることが確認されました。
そして、かねてからの課題である
「・・・一連の改革を行っていくことを前提にした上で、あるべきサービスの姿はどのようなものか、そのことを明らかにしつつ、それを実現し、維持していくためにはどれだけの費用(フロー・ストック)が必要なのか推計する試算を早急に実施する。」の実行です。
今回は
需要、サービス提供、単価(コスト)の面からシュミレーションの前提について話し合われました。社会保障に希望が持てる提案を国民に示す努力が必要です。
事務局からシュミレーションにあたって、
大胆な仮説をおいた2025年時点の予想案が示されました。急性期病床を減らした上で、長期病床、介護施設を大きく増やしたケースも出現です。これまでの厚生労働省の将来予測から一歩進んだ案に対して評価したいと思います。
同時に、前回の会議で提案した
厚生労働省の持つDPCなど統計データの開示も公式に示されました。これも日本の医療の今後の議論に大きな変革になると思います。
社会保障国民会議・サービス保障分科会(第7回)の資料(PDF)へリンク