昨日の
平成21年度の臨床研修医マッチング結果発表での
4人フルマッチは、どうも当県では唯一のフルマッチ病院だったようです。
昨夜は、この結果を受けて
テレビ東京(当地ではBSジャパン)の番組・ワールドビジネスサテライトで早速、
特集 医を"治す" 医師が集まってくる病院
です。教育の充実が売り物の
昭和大学産婦人科と高度医療が魅力の
岩手医科大学外科の事例でした。
岩手医科大学の若林教授による「
よい医師になるには都心部も地方も関係ない」とい力強いお言葉が紹介されています。最後に番組のコメンテーター氏による「
報酬が低いのならば上げればいい、労働環境が悪いならばよくすればいい、訴訟リスクが高いならば低くする仕組みを作ればいい。それが医師不足の処方箋だ」と基本的な国や病院に対する提言(根本的には医療費の問題)はビジネスマンからの至極当然な視点として面白いものを感じてしまいました。
そして、明けて今日の新聞には実情が紹介されています。石川県の充足率は56.5%で全国31位、お隣富山県は39.2%で全国最下位ということで大変なことが起きているようです。
(↑北国新聞10月17日朝刊より)
病院の教育体制の整備と魅力作り・・・ここに当院も全科そろって力を入れなくてはいけません。さらに、教育の分野で家庭医療学センターの果たす役割も大きいものと考えています。