昨日の朝、紅葉に輝く北アルプスの山々、そして真っ青な富山湾を眺めながら帰還でした。
今日の午前は
恵寿鳩ヶ丘病院です。病院の周りの野山はどこも
セイタカアワダチソウの花でまっ黄色です。この雑草の強さはその旺盛な繁殖力でしょう。その証拠によく見ると花粉を媒体する虻や蟻などの昆虫が群がっています。人間からは嫌われてもこれだけ虫たちに支持される(選択と集中?)のはそれなりの理由があるのでしょうね。
読売新聞社は国民が一番にあげた不安要素である社会保障、特に医療改革に対して思い切った提言を挙げています。
参照:
医療改革、読売新聞社提言…医師を全国に計画配置(10月16日)へリンク
さらに、18日(土)の朝刊で「
信頼の医療」という特集で
家庭医の大切さを説いています。
(↑の写真をクリックすると拡大します)
医師の地域別・科別定員制には賛成します。しかし、「
地域の病院に医師を派遣してきた大学医局に代わり、医師配置を行う公的機関を創設する」は、無理やり知識人を地方に下野させ迫害した文化大革命を連想してしまいます。私は、むしろ後者のいろいろな科にわたるプライマリーケアをこなせる専門医としての
家庭医の充実こそが医師不足の処方箋のような気がしてなりません。
このような社会保障全般、特に医療のあり方を議論していた
社会保障国民会議サービス保障分科会は、最終答申に向けた第8回会合を今週開催することになりました。内閣が変わり立場は微妙ですが、冒頭に書いたように国民の最大の関心事であることを忘れずに議論したく思います。
私は、あえて
効率化、選択と集中の視点の必要性を主張しようと思います。