12月に入っていますが、暖かい朝です。そのせいか朝靄が立ち込める朝です。
朝靄のしずくが野辺の草花に露をもたらします。
当院では、
12月から2つの新規取り組みが始まりました。
1つは事業運営部に
医療秘書課の新設です。勤務医が本来業務に専念することによって、効率的な業務運営がなされるように医療事務作業補助者を配置し、
医師の事務負担の軽減を図ることを目的としています。まずは9人の配置(病床比50:1)となりました。
もう1つは、いわゆる急性期加算と呼ばれている
入院時医学管理加算病院となったことです。これは、全身麻酔手術数など高度医療機能の基準に加えて、医師の業務の軽減、逆紹介など地域との連携が認められたことによります。
そして、14時からは
七尾サンライフプラザにて、
七尾市社会福祉施設協議会が主催する
地域の高齢者福祉を考える市民フォーラム
に参加です。開演時には満員の聴衆でした。
基調講演として
これからの100年を生きる人と地域
「高齢化社会をよくする女性の会」代表
樋口恵子氏
地域福祉と地域医療の連携について
社会医療法人財団董仙会理事長
神野正博
在宅高齢者の福祉ニーズに応えるために
医療法人和泉会理事長・七尾市健康福祉審議委員会高齢者福祉部会長
佐原博之氏
でした。樋口さんと私には
元・社会福祉国民会議委員という肩書きもついています。
各自の基調講演の後、意見交換会です。樋口氏からの、世界でも未曾有の高齢化社会を迎える現在こそ「
社会保障の関が原」「
100歳時代いるものはいる」という言葉が、佐原氏からの今こそ地域での「
理解・連携・協働が必要だ」という言葉が印象的でした。私からは、医療・介護・福祉はコストではなく産業であり、医療・介護・福祉が地域振興の柱になり得るという意見を述べました。