神野正博のよもやま話

<   2017年 09月 ( 17 )   > この月の画像一覧

旧古川庭園と日本医師会病院委員会”モノからヒトへ”

 今日は10時半から日本社会医療法人協議会会長副会長会議からです。社会医療法人に対して今年度決算から義務化される外部監査についてその準備状況調査の結果が出てまいりました。病床規模、収益や大手監査法人、中小監査法人、個人公認会計士に関わらず、監査報酬に大きな幅があることが判明します。この報告書を会員に報告する段取りをします。
 東京では、会議と会議の間にぽっかり時間が空くことがあります。今日は、駒込の旧古川庭園にお邪魔します。武蔵野台地の斜面を利用した庭園となっています。丘の上には、テレビや映画のお屋敷として見たことのある洋館、斜面には英国風庭園、そして低地には立派な日本庭園が配置されています。
 盛りの前ですが美しく洋風のバラが咲き、その陰には、今日も和風の彼岸花を見ます。曇り空ですが、初秋の緑と斜面を上がってくる心地のいい風を感じます。
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 そして、14時から日本医師会館です。ここで
 平成28・29年度 第6回病院委員会
に出席し、会長諮問「第7期医療計画策定に向けた医師会の役割」の中間答申に向けた議論、さらに、地域医療構想、や社会保障審議会医療部会に絡む議論、さらには日医総研でこのほど上梓するワーキングペーパー「地域医療介護総合確保基金の現状」について意見を述べます。資料編では全国の都道府県の個性的なプログラムも一覧できます。
 さらに、河北博文委員から、生産性が低いと言われる医療・福祉における高い人件費率(病院50~65%、福祉75%)こそ、”収益が賃金に回る産業”であり、横倉日本医師会長が金沢での全日本病院学会で提唱した”モノからヒトへ”を支持し、医療界一体となって公定価格を上げる運動を展開して、賃上げの恩恵をいきわたらせるべきであるという意見が提出され、特に衆議院選挙を前の政権へのアピールとして全員が一致します。
 日医総研ワーキングペーパー「地方創生にむけて医療・福祉による経済・雇用面での効果」(リンク)を改めてチェックします。
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by dr-kanno | 2017-09-22 19:00 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方と新専門医プログラム3,026

 抜けるような青空の東京です。昨日の駿府城石垣にも彼岸花が咲いていましたが、ここ江戸城外堀・四谷見附の石垣上にも彼岸花が盛りです。
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 その真ん前の主婦会館を会場に、16時から厚生労働省の
 第15回 医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方に関するワーキンググループ
に出席します。
 今回は、医師臨床研修制度の新たな到達目標・方略・評価の在り方の検討です。特に、目標・方略を落とし込んだ達成度の評価票を検討します。新しい提案として、ローテーション終了後のフィードバックに加えて、医師としてのプロフェッショナリズム、倫理性、コミュニケーション能力、チーム医療の実践に関して年2回プログラム責任者・研修管理員会による形成的評価を加えること。さらには、2年間の研修終了時に、研修管理員会による「コンサルテーションや医療連携が可能な状況下での単独診療」を任せることできるかを判定することを検討します。
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 この会を中途退席し、東京駅前のフクラシア東京ステーション会議室を会場に
 日本専門医機構 第18回理事会
に出席します。昨日最後となった総合診療専門医におけるプログラムの審査が終了したことで、全領域3,026プログラムが出揃い、これを各都道府県の協議会へ送り、地域の実情に合わせた検討を月末までに行い、その結果を受けて10月10日より一次登録開始となります。
 これまでの整備指針や運用細則に則って、登録の確認事項をより明示した文書を確認します。
 また、総合診療専門医において審査を通過した357プログラムの確認、さらに指導医認定も確認します。当法人の恵寿ローレルクリニックを基幹としたプログラムも審査を通過です。
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by dr-kanno | 2017-09-21 23:22 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

静岡の秋の風と講演「同時改定の方向性と求められる地域医療」

 朝の病院業務を終えて、今日は静岡市にやってきました。新幹線で通過することは多いものの、降り立ったのは初めてかもしれません。知らない街に、見慣れない建物は旅情を誘います。
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 お仕事まで、時間があったのでぶらり駿府城公園に伺います。石垣の周辺には彼岸花・曼殊沙華が盛りです。まずは、本丸跡に鎮座する家康にご挨拶です。
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 公園内の紅葉山庭園なるところをのぞいてみます。築山と池、そして木々の配置が素晴らしい、さすが天下人の庭園です。立礼席(りゅうれいせき)【もみじ亭】で、お抹茶をいただきます。お菓子の銘は『池の月』です。
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 紅葉の盛りを夢想しながら、心地よい風の中、ゆっくりとした時間をいただきます。
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 そして、18時から公園近くの静岡県産業経済会館大会議室を会場に
 静岡県病院協会 第1回病院管理研修会
にお招きいただきました。静岡全県から集まった管理者の方で会場はいっぱいです。ここで、から、
 同時改定の方向性と求められる地域医療
をたっぷり1時間50分の講演です。入院医療等の調査・評価分科会において中間とりまとめに至った議論や方向性を解説し、それに対する病院が取り組むべき対応を提案します。また、それを地域包括ケア、地域医療構想をにらみながら自らの病院機能にいかに反映していくかなどを本音ベースにお話しします。
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by dr-kanno | 2017-09-20 23:02 | 地域医療 | Comments(0)

全日病学会ポスター展と平成27年度 自治体病院「純医業収支」ランキングをみて補助金を考える

 もう全日本病院学会を主催して10日が経ちました。ようやく参加者の数字が出てきます。合計3,247名が集いました。本部前には、学会翌日から御礼のポスターです。
 そして、本日から29日(金)までの会期で、Keiju Innovation Hubを会場にポスター展です。入場者が、各自1枚受付でもらったいいねシールを貼ります。また、展示会場の奥には、開会式の模様の画像と学会スナップのスライドショーです。
 学会終了後こそ、組織力増強に重要であるという認識の下、このポスター展に加え、口演発表者も加えて、当院川村研二医師による
 論文のまとめ方 〜まずは、短編から〜
講座を予定します。
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 さて、公開情報を見える化することで定評のある病院情報局から「平成27年度 自治体病院「純医業収支」ランキング」(リンク)が9月5日に公表されました。純医業収支黒字(民間でいう黒字)病院は793病院中27病院(3.4%)、残り96.6%はすべて赤字です。他会計繰り入れ金(補助金)は、過疎地域や不採算医療が主であるとは思えない病院を含めてばらまかれ、年間60億を超える病院もあります。石川県内でも1病院9億、3病院6億以上です。他会計繰り入れ金は平成26年度で総額8,260億円とのことです。
 この官民格差をいかに考えるか?本質的には、この金額は公であろうが私であろうが、提供している医療の内容に応じてつけるべきものと考えます( Equal Footing )。
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by dr-kanno | 2017-09-19 19:06 | 地域医療 | Comments(0)

地域医療構想に関する意見交換会

 夜半に石川県を台風18号が駆け抜けましたが、大きな被害がなかったようでほっとしております。台風一過の七尾には爽やかな風が吹き、次第に青空が広がります。
 七尾の街の銀杏の街路樹の葉も、少し黄色くなってきたようです。連休最終日で観光客や帰省客で満席便で能登空港から水道橋単純往復です。
 まだ雲が多い能登から、青空の関東平野、そして真夏日の東京に降り立ちます。
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 今日は、水道橋の全日本病院協会で13時に全国の支部長、副支部長らが集まって
 地域医療構想に関する意見交換会
に石川県支部長として参加します。
 猪口会長のあいさつに続いて、織田副会長政府の動き、公的医療機関等2025プランその他の解説の後、各県から問題点や状況報告です。も、石川県における問題の他、奈良県方式(下記3、下端スライド中)の採用を石川県に働きかけたことを報告します。
 1.病院団体がいかに関与するか
 2.公立・公的病院の回復期(特に地域包括ケア病棟)転換をどう考えるか
 3.急性期を重症急性、軽症急性に分け、後者を回復期扱いすることをどう考えるか
などについて議論です。各県で病院団体をいかにまとめるかの事例報告があります。から軽症急性の考え方は、これまで全日病が主張してきた地域一般病床の考え方そのものであり、今一度この考え方を前面に出す必要性について意見を述べます。
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by dr-kanno | 2017-09-18 16:51 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

沖縄県慢性期医療協会にて地域包括ケアと医療・介護の人材確保

 全日本病院学会 in 石川の開催からはや1週間が経ちました。あちこちでお会いする方々から評価をいただくことで、疲れが飛んでいきます。
 昨夕の入院医療等の調査・評価分解終了後、羽田空港からの最終便で沖縄に飛びます。日付が変わる直前に中城のホテルに入ります。
 台風18号の影響で強い風の音を聞きながら休み、夜が明けると。椰子の葉が横向きに靡いているのを眺めます。雨が降り、時に日差しが射し美しいが私を励まします。広大な敷地の米海兵隊基地の向こうに密集する宜野湾市街、普天間基地が見えます。
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 今日は、宜野湾市民会館大ホールです。9時半から開始される
 第17回沖縄県慢性期医療協会研究発表会
 地域で考えよう私たちの未来
 ~2025に向けて慢性期の挑戦(チャレンジ)~
にお招きいただきました。ここでも先週学会にお越しに多くの医療者の皆様と再会です。
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 9:40から基調講演として
 地域包括ケアと医療・介護の人材確保について
という演題でお話しします。生活の場が中心の地域包括ヘルスケアシステムに言及しながら、タスク・シェアリングとタスク・シフティングに関する具体的な私の考え方、恵寿の取り組みを紹介します。
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 台風の影響を避け、予定を早めて沖縄を発ちます。実質13時間の沖縄でした。。。

by dr-kanno | 2017-09-16 16:12 | 医療経営のこと | Comments(0)

第8回入院医療等の調査・評価分科会にて中間とりまとめ

 都内にて打ち合わせの後、一番町の日本病院会・ホスピタルプラザビルです。13時より
 第155回 日本病院団体協議会代表者会議
に、これまでと異なり全日病の立場で参加します。今回から正式に日本リハビリテーション病院・施設協会も加盟し、14団体体制となり、さらにオブザーバーとして法人格を持たないものの地域包括ケア病棟協会も参加します。
 私から第6回、第7回入院医療等の調査・評価分科会の議論を説明し、この後に控える中間とりまとめへの意見を募ります。また、中医協関係の各部会、分科会の説明、社会保障審議会の議論も説明いただきます。
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 次に、15時からは厚生労働省へ移動し、
 第8回入院医療等の調査・評価分科会
に臨みます。今回から、資料はペーパーレス化です。前日夜には公開される資料(リンク)を各自がダウンロードすることになります。今回は中間とりまとめ(案)の審議ということで、早速大量のデータです。以下の項目で議論を重ねます。
 急性期とは病状の変化の振幅が大きい状態であり、これを反映すれば入院中の変動が激しく、7対1入院料における重症度、医療・看護必要度25%が決して低い数字ではないことを主張します。
 また、データ提出加算データ(DPCデータ)と重症度、医療・看護必要度は見ている項目が違う点も考慮しながらも、DPCデータとA,C項目データの相関検証開始を支持します。
 また、データ提出を、病院規模や項目に考慮しながら、全病床種別に拡大することに関して、データの公開による地域医療分析などの利活用のメリットをあげて賛成します。
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1.急性期入院医療について
 1-1.一般病棟入院基本料の算定病床の動向
 1-2.7対1、10 対1一般病棟入院基本料の評価手法
 1-3.13 対1、15 対1一般病棟入院基本料
2.地域包括ケア病棟入院料
 2-1.算定病床の動向
 2-2.入棟前の居場所別の分析
3.回復期リハビリテーション病棟入院料
 3-1.算定病床の動向
 3-2.リハビリテーションの提供状況
4.慢性期入院医療について
 4-1.療養病棟入院基本料の算定病床の動向
 4-2.医療区分別の分析
 4-3.療養病棟入院基本料に関するその他の事項
 4-4.障害者施設等入院基本料及び特殊疾患病棟入院料
5.有床診療所入院基本料
 5-1.有床診療所入院基本料の区分別の分析
 5-2.診療科別の医療の提供状況
6.横断的事項について
 6-1.入退院支援
 6-2.在宅復帰に関する評価
 6-3.データ提出加算
 ここでの議論を反映した中間とりまとめは、中医協の基本問題小委員会での議論となります。
by dr-kanno | 2017-09-15 19:13 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

HOSPITAL MANAGEMENT JAPAN SUMMITで働き方議論と生きるをデザインする病院

 昨日の続きホテル椿山荘東京にてmarcusevans主催の
 HOSPITAL MANAGEMENT JAPAN SUMMIT 2017
の2日目に臨みます。朝8時より開講です。まずは、
 モチベーション維持:自分の意識レベルの確認
  聖隷三方ヶ原病院事務局長 山本功二
です。理念に基づく目標の達成にES(職員満足)⇒CS(顧客満足)⇒MS(経営満足)という順位の下で、職員モチベーション維持のためのコミュニケーションなどを示します。
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 そして、その後は、私がモデレータとして担当するパネルディスカッションです。
 日本変革フォーラム
 働き方改革:今後の医療はどうあるべきなのか
です。私から、論点を明示したうえで、岸和田徳洲会・浦山 聡事務局長、鹿児島大学附属病院・熊本一朗教授、海老名総合病院・服部智任院長が、プレゼンテーションとディスカッションです。サービスの労働生産性、チーム医療のリーダー像とタスクシフティング、タスクシェアリング、さらにマグネット病院になるための働き方アピールなどについて話し合います。
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 続いて、たっぷり2時間にわたって熊本教授の司会ラウンドテーブル:医療従事者の「働き方改革」です。医師の裁量労働制確立のため、病院団体としてのガイドライン作成の必要性まで議論します。さらに、医師、看護師、介護士のリクルート、タスクシフト、ジョブデスクリプションなどにも話題が及びます。
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 その後、東京タワー前、芝のメルパルク東京に移動し、PBA医薬マーケッティング・アカデミー9月講座にお邪魔します。まずは、
 伯鳳会の古城資久理事長の講演
 伯鳳会グループの経営戦略 ver. 2017
です。緻密な経営戦略に脱帽です。
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 その後にの講演
 恵寿式地域包括ヘルスケアシステム
が続きます。今後病院が患者の生活にいかに関わるかといった視点でお話しします。
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by dr-kanno | 2017-09-14 23:23 | 医療経営のこと | Comments(0)

学会オンデマンド放送、Management Summit 2017、医師需給分科会

 9-10日に行われた全日本病院学会。本日より、第1会場、第2会場、第5会場で行われた開会式、特別講演、教育講演、シンポジウム、パネルディスカッションなどがオンデマンド放送で視聴可能となりました。
 学会ホームページ・プログラム(リンク)からお入りください。パスワードはプログラム集6ページを参照ください。大がかりな開会式の模様も是非ご覧ください。
*PCの場合フラッシュが必要です。スマホ、タブレットでは、すぐにご覧いただけます。

 さて、昨夜遅く東京入りです。そして、青空の下、豊かなに囲まれたホテル椿山荘東京で朝を迎えます。
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 朝からアンフィシアターにてmarcusevans主催の
 HOSPITAL MANAGEMENT JAPAN SUMMIT 2017
に参加です。9〜10日金沢での学会にお越しの病院経営者の皆様と再会します。
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 開会基調講演医療経済研究機構の西村周三先生による
 今後の医療政策が導く日本の活性化
です。今後、病院はMedical CareからHealth転換すべきで、そのためのPopulation Health、予防に医師は力点を移すべきと主張します。
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 さらに、この会の特徴はたっぷり時間を取るRound Tableです。地域医療構想病院のブランディングなどについて1テーマに2時間近くをかけ、コーヒーを飲みながら議論します。
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 2日目にはパネルディスカッション・日本変革フォーラム:働き方改革モデレーターを務めます。

 議論の中を中座して、17時には厚生労働省に向かいます。久しぶりに再開した
 医療従事者の需給に関する検討会
 第11回 医師需給分科会
に構成員として参加します。まず、東京大学大学院の渋谷健司教授から、氏が座長を務めた新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会報告書の説明です。
 それに引き続き、
 年末までに検討する医師偏在対策の主な論点
の議論となります。都道府県主体の実効的な医師確保対策では、医師の多寡を把握できる指標を導入の上で都道府県にPDCAサイクルを回す計画策定を求めます。私からは、医師確保に関する協議会の整理統合を主張します。
 外来医療提供体制では、都市部に開設が偏る無床診療所に医療審議会による規制をかけるべきかどうかに賛否両論です。私は自由開業性は維持するものの場所と診療科に保険医登録の可否を判断することを主張します。
 また、医師養成過程と医師偏在対策では、病院医師の不足を訴えるとともに、医師の働き方改革の方向性によっては、今以上に医師を増やす必要があることを主張します。
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by dr-kanno | 2017-09-13 22:02 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

第59回全日本病院学会 in 石川閉幕~万来の来場に感謝

 9日、10日は、雲一つない秋の青空に恵まれて、私が学会長を務める
の開催です。
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 恵寿が誇る浴衣美人のお出迎えで、開場とともに多くのお客様の来場です。
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 8:30の開会式では、1階席がほぼ満員となります。
 オープニングは、皆さんの予想に反して、圧倒的な七尾青柏祭の町衆50人による木遣り唄と七尾まだらです。
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 そして、舞台が暗転して、が登場して、この学会の趣旨を語ります(本ブログ最後の開催趣旨参照)。開会式のセレモニーに続き2日間の学会が始まります。
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 横倉日本医師会長武田医政局長鈴木医務技監などの特別講演
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 シンポジウム、パネルディスカッション、一般演題が続きます。ポスター展示や数多くの企業の展示も盛況です。
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 中でも、市民公開講座とした政治家放談『どうする医療』では、4人の国会議員と経済学者の松山氏と社会の変化、財源論、地方創生の視点で医療提供する側、医療を受ける側、そして政策を立案する側からのあるべき姿を語ります。会員ばかりではなく、会場満員の市民にお集まりいただきます。
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 中間点である9日夜の大懇親会も大いに盛り上がります。
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 10日16:00からの閉会式で、この学会を終えます。
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 1日目はうつつ(現)の議論(診療報酬ダブル改定や地域医療計画など)、2日目はこれからの議論を中心にプログラムを組みました。このプログラムと学会運営で多くの参加者から高い評価を受けたことを誇りにしたいと思います。実行委員病院とスタッフの皆さん、協賛企業に感謝です。
 約2,900人の参加者と300人以上のスタッフや展示業者が集う会となりました。
このブログの写真は、参加した皆様がSNS上に挙げた写真から編集させていただきました。ありがとうございます。

 ここで、開会式でお話しした開催趣旨(キーワードと全文)を公開します。
【地域の伝統と文化】
昨年11月30日にユネスコ無形文化遺産に登録された日本最大の曳山、デカ山が木遣り衆による木遣り唄、梃子衆による七尾まだらとともに新緑5月の能登七尾の街を多くの人の手によって引き廻されます。日本の地方地方に広がる特徴ある祭の賑わいと伝統・文化こそ、地方活性化の源であり地方創生の種かもしれません。
【病院と地域】
病院も極めて地域密着です。一般の病院を受診する患者のほとんどは地域住民であり、地域が廃れれば病院はお客を失い、病院がなくなれば人は安心を求めて去っていく、さらには、安心の医療を中心に介護福祉・子育て・教育が整った地域には人は集まってくる可能性もあります。病院はセーフティネットであると同時に、地方創生の切り札になり得るのではないでしょうか?
【2018年4月】
近視眼的に、来春2018年4月にはトリプル計画といわれる地域医療構想を含む「第7次医療計画」「第3期医療費適正化計画」「第7期介護保険事業計画」の策定、またトリプル改定といわれる「診療報酬」「介護保険報酬」「障害福祉サービス等報酬」の改定、さらには新専門医制度が始まり、医師の働き方改革の議論が佳境を迎えるという大変革が待っています。
【中長期的課題】
しかし、中長期的に日本の医療を取り巻く環境を概観すれば、わが国の財源不足による社会保障費の圧縮圧力、少子高齢・人口減社会の到来、そしてそれに伴う人々の価値観の変化、働き方の変容があります。また、ICTの進化は、効率性を生むと同時に生き方、働き方を大きく変化させようとしています。
【患者の「生きる」と病院の「生きる」】
われわれは、これまで患者がドアをノックした時から始まり、傷病が癒えれば終わるといった医療を展開してきました。これに対して、社会の変化、特に高齢社会の到来は、生命、生存へのかかわりに加えて、生活、人生の場におけるわれわれのかかわりを求めています。まさに病気の前から病気の後までを地域で包括した「生きる」を提案し、デザインする力が求められているのではないでしょうか?これこそ地域の新しい文化の創出なのかもしれません。そして、これが人口減時代におけるわれわれ病院の「生きる」=生き残りの一手になるかもしれないのです。
【大変革前夜に挑め! ~今こそ 生きる をデザインせよ~】
今回このような「生きる」を考えながら、この大変革を前にして「生きる」デザインせよというテーマでプログラムを組みました。デザインとはまさに目的・目標の実現に向かった計画を立てることから始まります。縮小していく社会の中でこれまでと同じ医療を行っていたのではわれわれの衰退は目に見ています。皆さんとともに、われわれは何に挑まねばならないのか?大いに語り合える学会にしたく思います。多くの皆さんが学会会場で、懇親の場で考え、議論していただきたく思います。
【感謝】
この学会を全日病会員が少ない北陸で開催するにあたって、石川ばかりではなく富山、福井と北陸の会員27病院が実行委員会を作って総がかりであたりました。運営にあたる北陸の病院の心意気も見ていただきたく思います。
最後に、この開会式にはご多忙の中、武田医政局長、横倉日本医師会長、谷本石川県知事、山野金沢市長他、多くの来賓の方々にご臨席いただきました。また、多くの仲間にお集まりいただきました。皆様に感謝するとともに、この学会の輪に入っていただき、楽しんでいただきたく思います。ありがとうございます。
 この学会開会式あいさつの模様の一部を徳島県のホウエツ病院 林 秀樹・理事長兼院長がSNSで投稿いただきました。ご本人の許可の下、共有します。

by dr-kanno | 2017-09-11 18:17 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)



石川県七尾市の社会医療法人財団董仙会・恵寿総合病院(www.keiju.co.jp)理事長 神野正博のブログです。法人・病院の取り組みを紹介するとともに、地域医療や日本の医療への思いを綴ります。
カテゴリ
公職一覧
・社会福祉法人徳充会理事長
・公益社団法人全日本病院協会副会長
・一般社団法人日本社会医療法人協議会副会長
・一般社団法人日本専門医機構理事
・一般社団法人七尾市医師会監事
・七尾商工会議所副会頭
・石川県病院協会副会長
・特定非営利活動法人VHJ機構理事・VHJ研究会監事
・サービス産業生産性協議会(SPRING)幹事
・公益財団法人日本医療機能評価機構評議員、事業推進委員
・一般社団法人日本医療経営実践協会理事
・一般社団法人日本ホスピタルアライアンス理事

(委員)
【厚生労働省】医道審議会医師分科会医師臨床研修部会委員、医道審議会医師分科会医師国家試験改善検討部会委員、医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師特定行為・研修部会委員、医師臨床研修制度到達目標・評価の在り方に関するWG委員、(中医協)診療報酬調査専門組織 入院医療等の調査・評価分科会委員、医療従事者の需給に関する検討会医師分科会委員、がん診療提供体制のあり方に関する検討会委員、認知症の人の行動・心理症状や身体合併症対応など循環型の医療介護等の提供のあり方に関する研究会委員
【内閣官房】日本版CCRC構想有識者会議委員
【石川県】石川県医療審議会委員 、医療計画推進委員会地域医療ビジョン策定部会委員、医商工連携促進協議会会員
【日本専門医機構】総合診療専門医に関する委員会委員
【四病協】総合部会員、医療安全対策委員会委員長、医療制度委員会委員
【日病協】診療報酬実務者委員会委員
【全日本病院協会】病院のあり方委員会、病院機能評価委員会、学術委員会、医療の質向上委員会、救急・防災委員会担当副会長
【日本病院会】インターネット委員会委員、災害医療対策委員会副委員長
【日本医師会】病院委員会委員
【石川県医師会】代議員、財政検討委員会委員、選挙制度検討委員会委員
【医師臨床研修マッチング協議会】運営委員
【医学書院】月刊「病院」編集主幹

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