神野正博のよもやま話

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がん診療提供体制のあり方や入院医療等の調査・評価分科会

 朝の病院業務の後、急ぎ、秋も深まり気温が下がる霞が関です。13時から厚生労働省会議室
 第10回 がん診療提供体制のあり方に関する検討会
に参加します。今回は、
(1)がんゲノム医療の提供体制について
(2)既指定のがん診療連携拠点病院等の指定期限について
(3)今後のがん診療連携拠点病院等の指定要件の議論について

の銀論です。パブコメも終えた第3期がん対策推進基本計画策定に向けた議論となります。今回の基本計画の目玉としてがんゲノム医療があげられます。がん対策の均てん化と集約化の議論の中で、新たに人材育成機能、診療支援、治験・先進医療主導、研究開発を目的とするがんゲノム医療中核拠点病院がんゲノム医療連携病院の要件について議論します。中核拠点病院を全国で12か所程度に集約する方向性が示されます。
 また、がん診療連携拠点病院等の指定要件病院機能評価やISOなどの第三者評価の必要性を主張します。
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 さらに、15時からは会場を同じ厚生労働省の講堂に移して、
 中央社会保険医療協議会診療報酬調査専門組織
 第10回 入院医療等の調査・評価分科会
に参加します。今回もペーパーレスで厚労省からタブレット端末が会議中に貸与されます。議題は、次期診療報酬改定の基礎調査資料を見ながら
1.短期滞在手術等基本料について
2.救急医療管理加算について
3.慢性期の病棟におけるデータ提出項目について
4.入院時の食事療養に係る給付に関する調査結果(速報)の概要について

の議論となります。
 短期滞在手術の追加について、入院基本料の多様性が出来高点数にばらつきを与えていることを踏まえ、慎重論が出ます。
 救急医療管理加算では、地域医療を守る2次救急病院にインセンティブをつける意味で救命救急センター並みのハードルを上げることに反対の立場をとります。
 慢性期の病棟におけるデータ提出に200床以上の病院での必須化に原則賛成するものの毎日取る医療区分との重なりを考慮することや慢性期特有の症状・状態の項目の見直しの必要性を主張します。
 最後に、入院時の食事療養に係る給付では、委託の有無にかかわらず急速に収支の悪化(赤字化)が見られたことが報告されます。消費税の問題や働き手不足中での対応を迫ります。
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 まだまだ、今日は終わりません。続いて本郷真砂坂上の医学書院へ移動します。
 月刊『病院』編集会議
に参加します。私が担当する来年5月号他の特集企画案の検討です。どの号も渾身の内容です。また、近々発行するプロモーション用のリーフレット(写真右)の内容確認です。
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by dr-kanno | 2017-10-18 22:39 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

グッドデザイン賞受賞報道と入院医療等の調査・評価分科会後半戦

 10月の青空の下、ずいぶん涼しくなった能登です。昨日のグッドデザイン賞ベスト100受賞を祝い、病院受付上のおもてなしフラッグはグッドデザインマークです。
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 今朝からのNHK金沢放送局ニュース取材に私も説明です。
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 また、本日付の朝刊各紙でもこの受賞が報道されています。
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 そして、気持ちのいい秋空へ能登空港から飛び立ちます。雲の上の北アルプスや富士山を眺めます。
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 今日は、新橋へ単純往復です。14時から、TKP新橋カンファレンスセンターを会場に、厚生労働省
 平成29 年度第9回 診療報酬調査専門組織
 入院医療等の調査・評価分科会
に出席します。議事次第も含めてペーパーレス会議となります。
議事次第・資料のページ(厚生労働省)へリンク
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 前回までには、平成28年度調査の結果を受けて議論し、中間取りまとめが出され、議論を中医協に委ねました。そして、今回からは平成29年度調査として、
(1)一般病棟入院基本料・特定集中治療室管理料における「重症度、医療・看護必要度」等の施設基準の見直しの影響について(その2)
(2)短期滞在手術基本料及び総合入院体制加算の評価の在り方について
(3)救急患者の状態を踏まえた救急医療管理加算等の評価の在り方について
(4)療養病棟入院基本料等の慢性期入院医療における評価の見直しの影響について(その2)
の調査結果を分析します。
 からは、特に
・前回改定で誕生した病棟群制度はごくわずかの病院しか利用しなかった使い勝手の悪い制度であった。一方、今年度の議論で7対1病棟と10対1病棟+加算によって、その傾斜をゆるい段階的なものにする方向性を踏まえると、参入障壁をを緩めるべきである。また、10対1病棟と地域包括ケア病棟を比較すると、手術は外出しであるあるものの、医療の質やチーム医療に関わる加算(感染、安全、栄養、薬剤等)は取れないので、7対1から移行先として、地域包括ケアではなく10対1が本筋である。
重症度、医療・看護必要度で25%以外の取り扱いが取り出さされているが、医政局事務連絡にあった通り、急性期でも様々な病態が混在することを理解すべきである。
救急医療管理加算にて、1が減少し2が増加している点について、厚生局等がいらぬ介入をせぬよう、基準を明確化すべきである。
療養病棟における終末期ガイドラインの利用状況が悪いものの、個々の患者に対応している率が高い点について、ガイドライン絶対主義ではないことを確認すべきである。
などを主張します。

by dr-kanno | 2017-10-05 17:25 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

第8回入院医療等の調査・評価分科会にて中間とりまとめ

 都内にて打ち合わせの後、一番町の日本病院会・ホスピタルプラザビルです。13時より
 第155回 日本病院団体協議会代表者会議
に、これまでと異なり全日病の立場で参加します。今回から正式に日本リハビリテーション病院・施設協会も加盟し、14団体体制となり、さらにオブザーバーとして法人格を持たないものの地域包括ケア病棟協会も参加します。
 私から第6回、第7回入院医療等の調査・評価分科会の議論を説明し、この後に控える中間とりまとめへの意見を募ります。また、中医協関係の各部会、分科会の説明、社会保障審議会の議論も説明いただきます。
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 次に、15時からは厚生労働省へ移動し、
 第8回入院医療等の調査・評価分科会
に臨みます。今回から、資料はペーパーレス化です。前日夜には公開される資料(リンク)を各自がダウンロードすることになります。今回は中間とりまとめ(案)の審議ということで、早速大量のデータです。以下の項目で議論を重ねます。
 急性期とは病状の変化の振幅が大きい状態であり、これを反映すれば入院中の変動が激しく、7対1入院料における重症度、医療・看護必要度25%が決して低い数字ではないことを主張します。
 また、データ提出加算データ(DPCデータ)と重症度、医療・看護必要度は見ている項目が違う点も考慮しながらも、DPCデータとA,C項目データの相関検証開始を支持します。
 また、データ提出を、病院規模や項目に考慮しながら、全病床種別に拡大することに関して、データの公開による地域医療分析などの利活用のメリットをあげて賛成します。
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1.急性期入院医療について
 1-1.一般病棟入院基本料の算定病床の動向
 1-2.7対1、10 対1一般病棟入院基本料の評価手法
 1-3.13 対1、15 対1一般病棟入院基本料
2.地域包括ケア病棟入院料
 2-1.算定病床の動向
 2-2.入棟前の居場所別の分析
3.回復期リハビリテーション病棟入院料
 3-1.算定病床の動向
 3-2.リハビリテーションの提供状況
4.慢性期入院医療について
 4-1.療養病棟入院基本料の算定病床の動向
 4-2.医療区分別の分析
 4-3.療養病棟入院基本料に関するその他の事項
 4-4.障害者施設等入院基本料及び特殊疾患病棟入院料
5.有床診療所入院基本料
 5-1.有床診療所入院基本料の区分別の分析
 5-2.診療科別の医療の提供状況
6.横断的事項について
 6-1.入退院支援
 6-2.在宅復帰に関する評価
 6-3.データ提出加算
 ここでの議論を反映した中間とりまとめは、中医協の基本問題小委員会での議論となります。
by dr-kanno | 2017-09-15 19:13 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

入院医療等の調査・評価分科会~重症度、医療・看護必要度の議論白熱

 週末の全日本病院学会の準備で目だけではなく、頭が回っています。。。
 にもかかわらず、公務は待ってくれず、雨上がり、曇り空の霞が関へ単純往復です。10:00より厚生労働省講堂を会場に
 平成29年度第7回入院医療等の調査・評価分科会
に出席します。今回はデータ提出加算、一般病棟入院基本料(その3)、療養病棟入院基本料(その2)となります。
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 データ提出加算について、今後のデータの利活用を鑑み、その対象を、特に回復期リハビリ病棟、療養病床に広げる動きです。一部の項目の見直しと中小病院への配慮を求めます。
 一般病棟入院基本料では、前回に続き重症度、医療・看護必要度のDPCデータによる置き換えシミュレーションについて賛否激しい議論です。B項目はHファイルとして残しながらA,C項目について置き換えや重みを見直すシミュレーションの実施に、現場の負担軽減の観点から多くの委員の賛同です。単なる1:1の置き換え議論ではない本質的な急性期とは何ぞやからの議論が待たれます。
 療養病床入院基本料では、リハビリの回数と在宅復帰率の相関について、今回のデータでものをいうことは早急とします。また、療養Ⅱに多様な病態が含まれている実態が示され、今後の廃止や介護医療院への転換議論に一石を投じます。

by dr-kanno | 2017-09-06 13:19 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

入院医療等の調査・評価分科会~前半の山場

 暑い、暑い、暑い、、、と言っても別に涼しくなるわけではありませんが、文字通り酷暑の東京でした。某コーヒーチェーンのフラペチーノで身体を急速冷却しては、暑い中に飛び出し、また急速冷却するの繰り返しの2日間でした。
 今日は、赤坂のTKP赤坂カンファレンスセンターを会場に、厚生労働省の中医協の下部組織である
 第6回診療報酬調査専門組織
 入院医療等の調査・評価分科会
に出席します。今年の前半戦の最大の山場かもしれません。一般病棟入院基本料、入退院支援、地域包括ケア病棟入院料・入院医学管理料についての議論となります。
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 一般病棟入院基本料では、10対1入院基本料病棟の中には、少なからずの病棟で看護師が加配され、重症度医療看護必要度の高い患者や平均在院日数の短い患者がいることから、10対1病棟の看護必要度加算を上げて、7対1と10対1の入院基本料の間に段階的評価を加えることを主張します。
 また、今回初めて事務局より重症度医療看護必要度測定の事務的負担軽減のためにDPCデータのEFファイルと様式1との相関を検証したい旨の意志が示されます。両者の1対1対応は難しいということを確認したうえで、検証開始に対しては賛意を表します。
 入退院支援に関しては、入院時からの取組の評価ということになります。特に、ダブル改定の時だけに介護との連携のための項目を明示するよう提案します。また、急性期病院の「在宅復帰率」はナンセンスであり、廃止ないしは「退院・退棟率」等評価の見直しを主張します。
 さらに、地域包括ケア病棟入院料・入院医学管理料では、在宅と他病棟からの転棟に明らかな差があることを認めながらも、転棟患者とはいえ、在宅療養の準備を目的とした場合を考慮して差は大きくするべきではないと主張します。
 この会が終わるや、急ぎ酷暑の東京から新幹線で脱出です。車窓から眺める夕方の榛名山、浅間山に涼を感じます。
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by dr-kanno | 2017-08-24 18:05 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

神戸徘徊の後、第5回入院医療等の調査・評価分科会

 朝は神戸です。ホテルの窓から見える濃い青空と夏の光に誘われて、の大合唱の中、ホテル近くの北野異人館街へ徘徊です。平面地図では楽勝の距離でしたが、なんのなんの。。。急な坂道に汗が噴き出ます。それでも観光客が未だいない異人館街をひとり占めでした。
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 そして、曇り空で湿気が高く不快な東京です。16:30から、厚生労働省で中医協の下部組織である
 平成29年度第5回入院医療等の調査・評価分科会
に臨みます。今回は療養病棟入院基本料、障害者等入院基本料、有床診療所入院基本料についての議論です。
 療養病床入院基本料では、概ね医療区分3,2,1の順に、状態は不安定で医療の提供頻度は高く、一定の相関があることを確認した上で、退院支援に係るリハビリの役割や看取りの取組の評価の検討です。また、療養病床2の行方のためにも介護医療院議論を急ぐよう要望します。
 障害者等入院基本料では、脳卒中患者の療養病床との違いの有無について議論です。私からは、明らかに医師の指示の見直しの頻度が高いというデータから、病態の違いがあることを主張します。
 また、有床診療所は専門特化型と地域包括ケア型の2分類を提唱します。
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 会が終わった都心です。このビルの谷間でも夏祭りのようです。
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by dr-kanno | 2017-08-04 23:16 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

蒸し暑い東京で~入院医療診療報酬、がん診療提供体制のはなし

 朝から大雨の東京です。気温は高くないものの高い湿度です。各地で交通も混乱しているようです。今日は、10:00より厚生労働省で保険局の
 第3回 診療報酬調査専門組織(入院医療等の調査・評価分科会)
に出席します。来年度の入院医療に関する診療報酬論議の各論が始まります。今回は、
 一般病棟入院基本料(特に7対1,10対1)
 入退院支援について

の議論となります。重症度、医療・看護必要度、在院日数、在宅復帰率などの指標と急性期の患者の病態に齟齬がないかが議論となります。今後、評価指標に係る基本的な考え方患者単位の評価と病棟(病院)単位の評価をいかに組み合わせるかが肝となることを確認します。地域医療構想との関連、病棟群単位の入院基本料の拡大と思いが錯綜してしまいます。この件は、今回の診療報酬改定論議か、今後への道筋をつけるかが今後の攻防となりそうです。
 一方、これまでの退院支援から退院支援と「入」をつけて、入院前、入院時から退院後を支援する体制が求められます。介護保健との関連、さらに患者・家族に向けた社会的支援の必要性も委員から強調されます。
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 その後、永田町での打ち合わせ、猿楽町の全日本病院協会での四病院団体協議会総合部会に出席後、再び強い雨の中を厚生労働省です。医政局で打ち合わせの後、17時から健康局の
 第9回 がん診療提供体制のあり方に関する検討会
に出席します。昨年10月にこの検討会がまとめたがん診療提供体制のあり方に関する検討会における議論の整理(リンク)を受けて、今後、医療安全、ゲノム医療等時代の変化をキーワードにがん診療連携拠点病院の要件見直し、がんゲノム医療中核拠点病院の指定要件等についての議論が始まります。また、拠点病院間の格差が存在する中で、均てん化と集約化といった相対する議論のとりまとめも重要なミッションとなりそうです。
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 エアコンが入っていない厚労省にて蒸し暑さで体力を消耗する1日でした。。。

by dr-kanno | 2017-06-21 19:18 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

2018年度診療報酬・介護保険報酬ダブル改定は『地域医療構想改定』

 気持ちのいい青い空に筋状の薄雲がかかる七尾です。朝の決済業務を終え、能登空港に着くと、これから盛りの能登のキリコ祭りの案内です。
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 海の向こうに北アルプスを眺め(写真左)、緑の能登を飛び立ちます。ほどなく、青い海に浮かぶ佐渡(写真左)を見て取れます。
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 今日は、蒸し暑い東京駅前の新丸ビル内の三菱UFJリース株式会社を会場に、同社主催の
 医療・介護事業の経営改善と資金調達セミナー
に参りました。
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第1部 医療・介護事業の経営改善と資金調達について
  ヘルスケアマネジメントパートナーズ株式会社 代表取締役社長 村山 浩
 病院再生のための銀行や福祉医用機構からの借り入れ以外の手段として、ファンド資金の利用を説明します。そして、不動産流動化、メザニン・ローン、ヘルスケアリートなど、さまざまな金融手法を紹介します。
第2部 地域医療構想策定、ダブル改定を見据えた地域包括ケアのあり方を考える
  社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院 理事長 神野正博
 地域医療構想策定、ダブル改定、地域包括ケアといった今の医療を語るキーワードをちりばめながら、これらは同根であること、したがって、2018年度診療報酬・介護保険報酬ダブル改定を一言でいうと『地域医療構想改定となると占います。
 病院ばかりではなく。多くの金融、経営に関わる方々の出席です。地域医療連携推進法人ではなく地域医療介護生活連携推進事業体の必要性を説いたスライドに強い食いつきです!
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 そして、その後、九段下のホテルグランドパレスを会場に
 日野頌三先生旭日中綬章 受章を祝う会
に出席します。前日本医療法人協会会長としてお世話になりました。爆笑連続の和気あいあいとした大阪人らしい祝う会となりました。
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by dr-kanno | 2017-06-09 22:03 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

地域振興を考えながら、医療施設の持続可能性を図る

 6日も青空の七尾です。御祓川沿いのの緑も深まり、穏やかな海風に揺れています。11:30からは七尾商工会議所にて
 七尾商工会議所正副会頭会議
の臨みます。ななお創業応援カルテット(リンク)が着実に業績を挙げている中で、新たな補助金で移住・創業を図る行政による縦割りの動きに対して統一感を持ったガバナンスを提言します。
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 また、経営者向けの石川県よろず支援拠点のパンフレットも紹介されます。さらに、この秋にさいはてての地、珠洲市で開催される奥能登国際芸術祭2017 Oku-Noto Triennale(リンク)も案内されます。
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 さて、7日には、曇り空の下、東京・霞が関の厚生労働省へ向かいます。
 平成29年度第2回入院医療等の調査・評価分科会
に出席します。いよいよ、来年度の病院医療に関する診療報酬改定の論議がこの分科会で開始です。これから、ほぼ2週間ごとにタフな会議が続きます。
 今回は、昨年度行った調査の速報が発表され、(1)一般病棟入院基本料、(2)地域包括ケア病棟入院料、(3)療養病棟入院基本料、(4)退院支援 に関してデータが示されます(資料のページへリンク)。
 7対1入院医療算定病棟における病床利用率の低下が顕著で前回改定のダメージを知ります。また、地域包括ケア病棟、療養病床では、その機能をいくつかの亜型に分類せざるを得ない状況かもしれません。また、全病期の病床で認証症患者の増加が見られ、この扱いをいかに看護必要度に反映させるかも今後の議論かもしれません。
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 この分科会では、国民の安心、地域の安心を守るために、2025年に向かっていかに筋が通った診療報酬にするか、いかに医療機関の持続可能性を維持していくか私のミッションとして臨んでいきたく思います。
この分科会の議論:Webニュース「メディ・ウォッチ」へリンク(1) (2)

by dr-kanno | 2017-06-07 15:28 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

日病協代表者会議と「不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか」~

 晴天の七尾です。濃くなった緑の中北上し、能登空港です。
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 搭乗機の横には、石川県防災ヘリ、その向こうには日本航空学園のヘリが飛び、訓練用のYS-11型機が存在感を出しています。
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 青空に夏の雲の能登から、厚い雨雲がかかる東京です。今日は、一番町の日本病院会会議室を会場に
 日本病院団体協議会 第151回代表者会議
に日本社会医療法人協議会代表として参加します。診療報酬実務者委員会から推薦のあった次期中央社会保険医療協議会(中医協)委員候補者として、全会一致で島 弘志・聖マリア病院病院長を推薦することを決定します。その後、中医協や社会保障審議会医療保険部会報告や日本専門医機構理事会報告などに対して議論です。
 特に、地域医療構想の審議会で出てきた病院急性期指標(リンク) を急性期病院の診療報酬に使うことに対する懸念で一致します。
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 さて、5月18日に経済産業省で開催された産業構造審議会総会(第20回)の配布資料(リンク)に、経済産業省次官・若手プロジェクト報告書(20代、30代の若手官僚30人を省内公募したプロジェクト報告書)として、
 不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~(リンク)
が公開されています。特に、グローバル・メガトレンドの中で、今回の議論のスコープを「社会」とし、背景としての個人の価値観の変化・多様化、少子高齢化と人口構成の変化、格差の拡大・固定化、情報化社会などを踏まえながら民主主義のあり方までに踏み込んでいます。
 全面的に賛同するわけにはいきませんが、これまでと違う視点は新鮮に感じます。以下目次です。
1.液状化する社会と不安な個人
2.政府は個人の人生の選択を支えられているか?

(1)個人の選択をゆがめている我が国の社会システム
 ①居場所のない定年後
 ②望んだものと違う人生の終末
 ③母子家庭の貧困
 ④非正規雇用・教育格差と貧困の連鎖
 ⑤活躍の場がない若者
(2)多様な人生にあてはまる共通目標を示すことができない政府
(3)自分で選択しているつもりが誰かに操作されている?
3.我々はどうすれば良いか
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by dr-kanno | 2017-05-26 21:36 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)



石川県七尾市の社会医療法人財団董仙会・恵寿総合病院(www.keiju.co.jp)理事長 神野正博のブログです。法人・病院の取り組みを紹介するとともに、地域医療や日本の医療への思いを綴ります。
カテゴリ
公職一覧
・社会福祉法人徳充会理事長
・公益社団法人全日本病院協会副会長
・一般社団法人日本社会医療法人協議会副会長
・一般社団法人日本専門医機構理事
・一般社団法人七尾市医師会監事
・七尾商工会議所副会頭
・石川県病院協会副会長
・特定非営利活動法人VHJ機構理事・VHJ研究会監事
・サービス産業生産性協議会(SPRING)幹事
・公益財団法人日本医療機能評価機構評議員、事業推進委員
・一般社団法人日本医療経営実践協会理事
・一般社団法人日本ホスピタルアライアンス理事

(委員)
【厚生労働省】医道審議会医師分科会医師臨床研修部会委員、医道審議会医師分科会医師国家試験改善検討部会委員、医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師特定行為・研修部会委員、医師臨床研修制度到達目標・評価の在り方に関するWG委員、(中医協)診療報酬調査専門組織 入院医療等の調査・評価分科会委員、医療従事者の需給に関する検討会医師分科会委員、がん診療提供体制のあり方に関する検討会委員、認知症の人の行動・心理症状や身体合併症対応など循環型の医療介護等の提供のあり方に関する研究会委員
【内閣官房】日本版CCRC構想有識者会議委員
【石川県】石川県医療審議会委員 、医療計画推進委員会地域医療ビジョン策定部会委員、医商工連携促進協議会会員
【日本専門医機構】総合診療専門医に関する委員会委員
【四病協】総合部会員、医療安全対策委員会委員長、医療制度委員会委員 、医師の働き方検討委員
【日病協】診療報酬実務者委員会委員
【全日本病院協会】病院のあり方委員会、病院機能評価委員会、学術委員会、医療の質向上委員会、救急・防災委員会担当副会長
【日本病院会】インターネット委員会委員、災害医療対策委員会副委員長
【日本医師会】病院委員会委員
【医師臨床研修マッチング協議会】運営委員
【医学書院】月刊「病院」編集主幹

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