昨夜講演した、川越で朝を迎えます。観光客など未だいない小江戸の街並みを散策します。地元が丹精込めて整備した街並みです。八重桜、ハナミズキばかりが藤の花が咲いています。
そして、
東京に移動します。
日比谷公園は圧倒的な
新緑です。ここでも百花繚乱です。ここでも
ハナミズキ、
シャクナゲに加えて、もう
カキツバタが咲いています。
日比谷公園を抜けて、
経済産業省別館へ向かいます。ここを会場に、何と半年ぶりに開催される
厚生労働省の 第4回 医療従事者の需給に関する検討会
第9回 医師需給分科会
の合同開催です。何といっても、昨年中に意見をまとめる予定であった医師需給分科会が10月に「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師の働き方ビジョン検討会」が設置されたことによって、全く開催されなかったことに対して、両検討会の関係やビジョン検討会報告書の取り扱いについて、委員から質問や意見、異論が多数出されます。すなわち、政策決定のプロセスと報告書の位置付けが、事務局回答からも明確されていない、というよりも省内の意見、政治家の意見がまとまっていないという混乱を感じます。
私からは、これまでもこれからも
この分科会のミッションは
医師需給と偏在対策であることを確認します。その上で、ビジョン委員会が実施した医師の働き方調査で医師の過重労働の実態が明らかな以上、報告書でうたう
「敢えて医師数を増やす必要がない環境を作り上げていく」(p.14)を実現するための
タスクシフティング、タスクシェアリングとしてのPA、NP、リフィル処方などの前提を議論、実現することなく、医師養成数減に舵を切ることに対する懸念を表しました。