朝から
大雨の東京です。気温は高くないものの高い湿度です。各地で交通も混乱しているようです。今日は、10:00より
厚生労働省で保険局の
第3回 診療報酬調査専門組織(入院医療等の調査・評価分科会)に出席します。来年度の入院医療に関する診療報酬論議の各論が始まります。今回は、
一般病棟入院基本料(特に7対1,10対1)
入退院支援についての議論となります。重症度、医療・看護必要度、在院日数、在宅復帰率などの指標と急性期の患者の病態に齟齬がないかが議論となります。今後、
評価指標に係る基本的な考え方を
患者単位の評価と病棟(病院)単位の評価をいかに組み合わせるかが肝となることを確認します。地域医療構想との関連、病棟群単位の入院基本料の拡大と思いが錯綜してしまいます。この件は、今回の診療報酬改定論議か、今後への道筋をつけるかが今後の攻防となりそうです。
一方、これまでの
退院支援から
入退院支援と「入」をつけて、
入院前、入院時から退院後を支援する体制が求められます。介護保健との関連、さらに患者・家族に向けた社会的支援の必要性も委員から強調されます。
その後、永田町での打ち合わせ、猿楽町の全日本病院協会での四病院団体協議会総合部会に出席後、再び強い雨の中を
厚生労働省です。医政局で打ち合わせの後、17時から健康局の
第9回 がん診療提供体制のあり方に関する検討会に出席します。昨年10月にこの検討会がまとめた
がん診療提供体制のあり方に関する検討会における議論の整理(リンク)を受けて、今後、
医療安全、ゲノム医療等時代の変化をキーワードに
がん診療連携拠点病院の要件見直し、がんゲノム医療中核拠点病院の指定要件等についての議論が始まります。また、拠点病院間の格差が存在する中で、
均てん化と集約化といった相対する議論のとりまとめも重要なミッションとなりそうです。
エアコンが入っていない厚労省にて蒸し暑さで体力を消耗する1日でした。。。