2020年度診療報酬改定、いよいよ
短冊と呼ばれる個別改定項目(リンク)が本日の中医協で公表されました。
私も中医協診療報酬調査専門組織である
入院医療等の調査・評価分科会でたくさんの議論をしただけに、大いに関心です。
2020年度診療報酬改定の主なトピック
1.働き方改革
地域医療体制確保加算(新): 入院初日、救急車年間で2,000件以上
2.重症度、医療・看護必要度
400床以上はⅡ
公益裁定
3.地域包括ケア病棟
400床以上 自院からは60%未満
地域包括ケア病棟入院料1 基準 1.5~2倍
4.回復期リハビリテーション病棟
入院料1 FIM利得 37→40
入院料3 30→35
そして、コロナウィルスによる新型肺炎対策は風雲急を告げます。昨日、28日の運営会議でも、病院の全部課長に説明です。備えよ常に。
今日は、
青空の
東京・四ツ谷駅前です。
主婦会館プラザエフを会場に
に参加します。今日の議題は、
1. 今後の議論の進め方について
2. 診療科ごとの将来必要な医師数の計算方法
3. 海外医学部を卒業した医師への対応方針
となります。特に2に関して、議論百出です。私からこれまでの必要医師数の算定の仮説となるデータの開示を求めます。また、新たに病院勤務医の必要医師数を追加的に試算することに賛同します。他の委員からは、教育や研究に必要な医師数の別途算出、必要医師数に地域差を考慮すべきこと、高齢社会におけるあるべき医師像(総合医)からの算出などに意見多数です。加えて、3に関してマクロ需給推計の医師供給数に海外医学部卒の医師数の将来的な伸びを反映させることに賛同です。
さらに、
日本医師会館に移動し
2018年-2019年度 第7回病院委員会
に参加です。審議報告案、
今後を見据えた地域医療提供体制と医師会の役割
の最終検討です。加えて、冒頭に記した診療報酬改定短冊について、中医協委員とその意味を語り合いました。