昨晩は
第3回能登地区緩和ケア講演会が当院で開催されました。当院の緩和ケアにかかわる医師や職員ばかりではなく、近隣から奥能登までの病院、診療所、在宅看護の関係者が集まりました。
特別講演は「
緩和ケア・ホスピスケアについて」と題して東京の鈴木内科医院院長
鈴木荘一先生にはるばるお越しいただきました。
先生は、実地医家として、わが国に緩和・ホスピスケアを最初に紹介した先生で、70歳を越えるお年ながら、息子さんと一緒に在宅患者さんにたいして24時間365日体制で患者さん家族を支えていらっしゃいます。緩和医療のための疼痛管理や症状緩和の重要性ばかりではなく、他職種との
チーム医療による支えと
心のケア(スピリチュアル・ケア Spiritual Care)の重要性を熱く語っていただきました。
そして、在宅緩和ケア・在宅死の用件として、苦痛の解決、訪問看護や本人の希望以上に、
家族の在宅死への容認が最も重要であったという研究結果も披露して下さりました。