以前にもここにご紹介したように、七尾北湾には野生のイルカの親子が5頭います。
この野生のイルカを保護している団体
NPO法人国際海洋自然観察員協会(PACI)の会長・菅原 茂氏と再会です。
とてもすがすがしいお天気のもと、病院から約30分七尾市能登島町の
そわじ浦に到着です。きれいな波のない海に目を凝らすと、岸辺からイルカたちを肉眼で見ることができます。
しかし、今回は・・・
近くの
祖母ヶ浦(ばがうら)漁港から漁船をチャーター、現地へ出発です。行きすがら、菅原会長から当院職員にも解説です。
そして、たった5分くらいの乗船で・・・
感動です!野生のイルカたちが船べりまで近づいてきます。誰が来たのか興味津々のようです。
この場所は、町から遠くないこと、ほぼ100%イルカに会えること、波静かな内湾であること、岸辺から数分で到着することなどからすれば、日本有数のドルフィンウォッチングのスポットであることは確実です。そして、何と言っても静かです。船のエンジンを止めれば、波の音、風の音、鳥のさえずり、そしてイルカの息遣いまで聞こえてきます。イルカに会えたことばかりではなく、自然のすばらしさにも心が洗われる気がしました。
私たちは、菅原会長とイルカと自然を通して、小児、お年寄り、そしてがん患者さんなどを対象に、アニマルセラピーをはじめ
「癒し」の治療を模索していくことといたしました。