昨日17:30から、院内で
第3回クリニカルパス大会
でした。そして今回のテーマは
バリアンス分析です。
*クリニカルパスについては
以前のブログをご覧ください。
PDCA(Plan~Do~Check~Action)というカイゼンのサイクルを回していくとき、やりっぱなしではなく評価し(Check)し、新たな行動する(Action)ことは重要です。クリニカルパスの中では、
予測した結果(Outcome)に対して逸脱した事項(バリアンス)を分析することがCheckとなり、パスの見直しにもつながることになるのです。
今回は、
シンポジウム「バリアンス分析」として
「バリアンスとは」という演題の後、
大腸EMR、心臓カテーテル検査、TAEの3つのパスにおけるバリアンス分析の演題が病棟ナースからなされました。
さらに、特別講演として
「
市中肺炎診療の標準クリニカルパス」と題して、当院呼吸器内科・織部芳隆医師。
「
TQM(Total Quality Management)を考える」と題して、私。
が講演しました。
私は、肺炎のクリニカルパスは一番難しいと思っていました。しかし、織部医師の講演で理路整然と作られた肺炎クリニカルパスを目の当たりにして驚きと共に、とてもうれしく思いました。
私の講演は、PDCAをまわすTQMの一つの道具としてのクリニカルパスの有用性を強調し、DPCという支払い制度のもとでもパス適応が重要性を持つことをDPCのコスト分析、ベンチマーク結果と共にお話しました。
今回も当院泌尿器科科長・パス委員長の川村研二先生のお骨折りに感謝です。