神野正博のよもやま話

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人生100年時代に対峙するイノベーティブな病院経営スタイル の実現と非公開三種盛り

 6月27日のこのブログでも紹介したAbbott社が国際的に提供するメディカルジャーニーの日本版におけるイノベーションの項で、
 人生100年時代に対峙するイノベーティブな病院経営スタイル の実現
として恵寿が取り上げられています。このほど、メディカルジャーニーのページのトップのメイン画面に変わりました。また、月末にはインタビュー全編の他、動画も配信される予定です。
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 さて、今日は朝から東京です。どれも大事な会合ですが、すべて非公開です。写真は、左から会場となった全国都市会館、全日本病院協会、イイノホールです。
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 入院医療の調査・評価分科会の下部組WGである第1回診療情報・指標等作業グループでは、医療区分・ADL区分重症度、医療・看護必要度に関してのデータの意味するものや今後の追加解析の方向性などを議論します。
 また、全日病では、某団体と目指すべき医師像を確認しながら今後の医学教育、臨床研修制度の連関について意見を交わします。
 そして、第4回中央医療対策協議会では、医療提供体制の大きな変革の中で、都道府県における人材のあり方、国からの支援策などを議論します。まさに医師法や医療法改正に伴って戦線が拡大する中で、情報という兵站が滞れば、玉砕する(崩壊する)ことを指摘します。国の支援する覚悟、地域の総合力、コーディネート力をフルに使うためのとりまとめを目指します。

by dr-kanno | 2019-07-11 18:55 | 医療経営のこと | Comments(0)

すべてはSPDから始まった~イノベーションをデザインせよ

 昨日に続いて今日も本郷です。東大構内の深い緑を眺めます。昼の打ち合わせの後、医療器械会館を会場に一般社団法人 日本医療製品物流管理協議会(日本SPD協議会)が主催する
にお招きいただきます。働き方改革と外部委託がテーマとなります。
SPD: Supply Processing Distribution
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医師の働き方改革について
  乗越 徹哉 氏(厚生労働省医政局看護課 看護職員確保対策官 医師・看護師等働き方改革推進官)
 医師や看護師の働き方改革の概要と今後の課題としての法制上の措置が必要な事項、タスク・シフティングに向けた具体的な検討、複数勤務の取り扱いなどをあげます。
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すべてはSPDから始まった~イノベーションをデザインせよ
  神野 正博 (恵寿総合病院理事長)
 働き方改革のため生産性向上とCore Missionの確立、そしてタスク・シフティング、タスク・シェアリングをCascadeさせていく考え方を示します。1994年に当院で始まったSPDが働き方改革に及ぼした影響とそれ以降のイノベーションの橋頭堡となったことを示します。
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外部委託と賢く付き合う
  内田 力 氏(済生会横浜市東部病院購買室室長)
 現場の感覚として診療材料や薬剤のSPD管理の効果、手術室管理の効果などを具体的に示します。さらに、外部委託先と賢く付き合うために、自院にあった体制を委託先パートナー関係で築くこと、また医療機関と委託先が一緒になってサプライチェーンマネジメントを考えていくことなどを示します。
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by dr-kanno | 2019-07-05 18:09 | 医療経営のこと | Comments(0)

入院医療の議論と臨床研修制度(特に地域枠)の議論

 梅雨らしい蒸し暑い日が続きます。また、九州の大雨の被害が少ないことを祈ります。忙しく、移動していますが、そういえば七夕が近いことに気付きます。笹の葉に一服の涼を感じます。
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 10:00から、平河町の全国都市会館を会場に、厚生労働省の
に参加します。今回は
 1.療養病棟入院基本料
 2.障害者施設等入院基本料等
 3.医療資源の少ない地域
 4.入退院支援(その2)

の議論です。特に1では、療養病床に実態に迫ります。療養病床入院料1の病院の一部は地域包括ケア病床に、入院料2、経過措置の病院の一部は介護医療院への転換を図っています。一般病床から地域包括ケア病床への転換時の医師配置基準は16:1、療養からのそれは48:1と医師の人員基準の違いを指摘します。また、医療区分3の患者の多くが亡くなっていくという実態に医療依存度の高い患者の看取りの場という実態も明らかになります。一部の委員からは、医療区分3の算定に中心静脈栄養が半数以上に上ることに問題視の発言もありますが、それも医療依存度が高い証拠かもしれません。
 また入退院支援で、入退院に関わる社会福祉士や看護師の専従要件や専任要件と地域との調整・連携のしやすさに関係ないというデータも出されますが、アウトカム(在院日数や在宅復帰率など)と専従、専任要件を調査したうえで、働き方改革の視点で見直すことを提起します。
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 さらに、今日は昼の打ち合わせの後、16:00から四ツ谷の主婦会館プラザエフを会場に、厚生労働省の
に参加です。今日は、
 1.地域医療への従事要件等が課されていた地域枠の研修希望者を採用した医療機関への対応について
 2.臨床研修における臨床能力評価体系について

です。特に1では地域枠の研修希望者を指定地域外にもかかわらず採用した医療機関で離脱理由に疑義のある機関5施設の代表者と各県の担当者を呼び出しの上、公開の場でその理由をヒアリングするという厳しいものです。
○ 県や大学に十分に確認することなく、県や大学が地域枠離脱を妥当と評価していない研修希望者を採用決定した臨床研修病院に対して、当部会でヒアリングを行った上で、規定に則り医師臨床研修費補助金の減額等を行うことについて、どう考えるか。
○ 上記補助金の減額等に加えて、募集定員の減員又は臨床研修病院の指定の取消しを行うことについて、どう考えるか。
を議論です。また、2に関しては評価の客観的指標としてのJAMEP(恵寿でも採用)の紹介と今後勧奨していく方向性です。継続プログラムの方が弾力プログラムよりも、地方の方が都会のプログラムよりも、さらに総合診療科のある機関の方がない機関よりも点数が高い傾向は興味深くお聞きします。
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by dr-kanno | 2019-07-03 18:41 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

地震お見舞いと一般病棟入院基本料等の分析

b0115629_12261228.jpg 昨夜の地震において、能登には津波注意報が出たため、全国の皆様からたくさんのお見舞いを頂戴しました。ありがとうございます。七尾は震度1で病院施設も救急体制も問題ありませんでした。また、七尾湾は入り口が狭く、中が広いので湾内特に南側は津波の影響は無いようでした。
 多くの職員が病院や施設に駆け付け、海に面した病院周辺の住民の受け入れも行われました。法人のBCPが動き、うれしく思っています。


 朝の東京平河町・プリンス通りです。赤プリ旧館を眺めながら、全国都市会館です。
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 今日は、10:00から、厚生労働省
に委員として出席します。主な議題は
 1.一般病棟入院基本料等
 2.入退院支援
ということで、特に一般病棟入院基本料等における(1)患者の状態、(2)重症度、医療・看護必要度、 (3)看護職員の配置状況などで調査結果を分析します。医師の診察頻度が特定機能病院や急性期入院基本料1でさえも少なかった点では、その設問の妥当性を問います。また、重症度、医療・看護必要度に関しては、30年度改定で追加された基準の妥当性、ⅠとⅡの乖離幅の妥当性を検証します。
 また、入退院支援では、退院困難理由で、地域包括ケアが十分に回らない現実が指摘されます。
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by dr-kanno | 2019-06-19 12:30 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

夏の光の中、地方行政人材のあり方を協議する

 午後から、東京・霞が関へ単純日帰りです。都内滞在時間は、2時間半程度で、車・新幹線・七尾線に7時間以上乗車です(涙)。
 晴天ですが、今日の立山は雲の上に頭だけをのぞかせます。道中では、雄大な浅間を眺めます。
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 運動不足解消(!)ということで、昼下がりの有楽町駅から日比谷公園を抜け、厚生労働省を目指します。気温は上がりますが、木立の間から爽やかな風が吹きます。園内では、東京にも高齢者が多いことに気付きます。
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 厚生労働省では、
 第3回 中央医療対策協議会
に委員として参加します。非公開のため、この会議の存在をご存じない方も多いかもしれません。医療政策を担う人材、特に都道府県人材の教育や研修について議論します。2025年、あるいは2040年に向けて厚労行政もスピードを以って進む中、その実行の多くを任される地方行政人材のあり方を協議します。地方行政の職員削減が進む中、一方で国がきちんと政策実行のプロセスを提示する必要性とコミュニケーションなどノンテクニカルスキルの研修の提供も必要のようです。また、各地方の厚生局や大学医学部公衆衛生学教室の活用も提言されます。
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by dr-kanno | 2019-06-13 18:05 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

第2回入院医療等の調査・評価分科会とNHA第7回定時社員総会

 とてもモイストな大気の中、早朝の七尾から昨日の朝、上京です。まずは、10:00からTKP市ヶ谷カンファレンスセンターを会場に、厚生労働省が主催し、全国の都道府県行政官と各都道府県の地域医療構想アドバイザーが参集する
 都道府県医療政策研修会
石川県のアドバイザーのひとりとして参加します。午前の部は、地域医療構想、医師の働き方改革、上手な医療のかかり方などの説明と質疑です。特に、地域医療構想の進め方では、公立病院・公的病院等の機能改革内容を再検証し、検証結果によっては再編・統合等の検討を行うことになることを強調です。そして、国と都道府県とで協議し、「再編・統合等に向けて国が重点的に支援する地域」を定め、国が「直接の支援」を行うことが表明されます。
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 そして、午後2時からは、全国都市会館に移動し、厚生労働省の
に委員として参加です。いよいよ、令和2年度診療報酬改定に向けて議論が始動です。今回は、
 2018年度調査結果(速報)概要
です。注目の急性期一般入院料1(7対1相当)から前回改定後に入院料2への移行は2.6%、入院料3への移行は0.5%と衝撃の低率だったことが示されます。ただ、重症度、医療・看護必要度の水準が高くなったことは後方病床への転棟などが進み稼働率が下がったのではないかと推論します。
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 さらに、移動し、17時には品川Goos内のTKPガーデンシティー品川です。もともと、パシフィックホテルのバンケットだけに高い品質です。
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 ここで、2日間にわたって病院による病院のための共同購入組織(GPO)、一般社団法人日本ホスピタルアライアンス(NHA)
 第7回定時社員総会
に設立理事として参加です。1日目は講演と交流会です。講演では、
 メディカルAIの展望
  国立がん研究センター研究所 浜本隆二分野長
は、AIブームの3要素として、大量利用可能データ、計算機能の向上、機械学習アルゴニズムの開発が根底にあるとし、AIで得られた結果を人間が検証するといった分担の必要性を語ります。
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 そして2日目の午前の講演では、
 医療政策をめぐる状況
  慶応義塾大学総合政策学部 印南一路教授
は、経済財政諮問会議特別委員として、国民医療費を国民所得で割ったものを医療費比率とし、この推移を見ながら経済状況と医療政策の成立過程を歴史的に俯瞰し、現状を語ります。
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 午後からは
 NHAを経営改善に活かすには
というパネルディスカッションです。医師、看護師、事務の立場から委員会選定品を自院へ導入するプロセスを語ります。その後、社員総会の議事です。昨年度の事業と決算を振り返り、今年度のKPIを共有します。以下は、事業報告の一部です。
 当法人は母体の異なる病院が協力して共同購入と知見共有に取り組み、病院経営を支援する活動を行っていますが、厳しい経営環境を背景に、当年度も多くの病院が当法人の活動ん関心を寄せ、加盟病院は前年比22病院増の256病院(104,439床)となり、10万床台にのりました。
 当年度の共同購入成果額は、前年比26%増となり、前年度も前々年度比39%であり、NHA共同購入の成果は順調に拡大しています。
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 さらに、13に上る各委員会の委員長から昨年度の成績と今年度の目標、方針、問題点を語っていただき、委員会毎の優秀病院を表彰します。

by dr-kanno | 2019-06-08 19:51 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

医道審議会医師分科会医師臨床研修部会と医療の質向上の軌跡

 先日の久しぶりの雨で、が鮮やかになった能登から、霞が関へ単純日帰りです。厚生労働省への道中の日比谷公園では、昼休み時に緑の中での野外コンサートなども開かれています。
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 今日は、諸打ち合わせの後、16時から
 令和元年度第1回医道審議会医師分科会医師臨床研修部会(リンク)
に出席します。公開の第1部で
 実地調査における第三者評価の活用等について
 医師の働き方改革について

をペーパーレスで議論します。今後、改正法等により、臨床研修病院の指定、特に基幹型臨床研修病院の指定基準を満たさなくなった場合の承認継続や指定解除が都道府県に移管されることから、そので実地調査における病院評価等にバラツキが生じない方策が求められます。そのための第三者評価の導について検討です。
 ここで、あくまでも第三者評価はこれまで通り指定基準を満たさない、あるいは満たさなくなった医療機関を対象とすること、また、こういった病院の評価にかかる費用は行政の資金ではなく、評価を受ける医療機関が負担するのが原則であることを主張します。
 また、医師の働き方改革の中での臨床研修の位置付けについての説明です。一般の医師の制度導入が2024年であるのに対して、プログラムや募集の関係から臨床研修医対策は前倒しで実施することが指摘されます(写真右)。委員からは、臨床研修の到達目標であるプロフェッショナリズムと労働時間管理規制の間の乖離への意見が出されます。
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b0115629_09100515.jpg さて、このほど恵寿総合病院医学雑誌 第7巻(2019)(リンク)を発行しました。7編の原著と1編の症例報告を掲載です。2012年から発行する恵寿独自の学術雑誌で、ISSN 2166-7658と国立国会図書館に申請したISSNコード(International Standard Serial Number:国際標準逐次刊行物番号)が付与されております。病院職員が多忙な日常業務の中で、自らの医療の質向上の軌跡を残すものとして、継続しています。

b0115629_09013829.jpg また、連携医療機関向けに恵寿まるわかりブック2019の発行です。全33ページに各診療科のデータ医師の顔写真とともに専門・得意分野、専門医・資格、趣味・特技、これが私の「Only One」などを掲載です。かかりつけ医との連携を強固にし、地域の患者さんにとってのベストチョイスの一助にしたく思います。
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by dr-kanno | 2019-05-29 19:20 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

”面倒見のいい病院”機能を考える~奈良にて

 晴天の七尾です。も濃くなってきます。病院前の街路のツツジも咲きはじめます。3病棟2階の産科病棟では7人の令和生まれのベビーが誕生です。
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 11時に七尾を出発して、西進します。白山の頂や、各地で田植えが進む美しい水田を見ます。まさに日本はみずほの国です。
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 今日の目的地は、奈良です。修学旅行生と外国人でいっぱいです。ちょっと時間があり、まず、興福寺界隈から徘徊します。
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 興福寺の国宝館で、数々の国宝と対面します。その中でも、以前より一度会いたかった阿修羅と対面し、その美しいお顔に心が洗われます。
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 奈良公園から東大寺大仏にもご挨拶です。
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 そして、18時から奈良県文化会館を会場に奈良県と奈良県病院協会が共催する
 地域医療構想実現に向けた病院意見交換会
 ~ 「面倒見のい病院」につて考えるシンポジウム~

にお招きいただきました。
●第一部:特別講演1 『「面倒見のい病院」を目指して ~恵寿総合病院の取組と今後展望』
  講師:神野正博(社会医療法人財団董仙理事長)
 面倒見のいい病院が、単に地域包括ケアの推進ではなく、これからの少子高齢社会における経営戦略に他ならないことを強調し、病院のあり方のパラダイムシフトを求め、スペシャリスト間、施設間、そして制度間をつなぐ『つなぎ人』の必要性を説きます。
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●第二部:特別講演2 『地域包括ケア時代に求められる “面倒見のい病院”機能 って何?~チームの力、地域とつながる力~』
  講師:宇都宮宏子先生(在宅ケア移行支援研究所 宇都宮宏子オフィス代表)
 Aging in Placeとして地域で暮らし続けるためのつなぐ力の必要性を説き、その役割をエンパワーメントするための看護の役割を示し、面倒見のいい病院のための機能を提言します。
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●第三部:特別対談 『地域で必要とされる「面倒見のい病院」は』
  
神野 ×宇都宮先生
  司会:今川敦史先生(奈良県病院協副長、済生会中和病院長)
 奈良県において高度急性期病院を「断らない病院」、そして急性期一般と地域包括ケアを担う「面倒見のいい病院」の指標化、見える化について意見を交わします。これらの指標化はSWOT分析に他ならないことをリスペクトします。医療機能の指標化ばかりではなく、介護や生活支援機能の指標化も提言します。県が主導する病院生き残り策の仕組みが成立しようとする現場に立ち会えたことに興奮します。
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by dr-kanno | 2019-05-08 22:13 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

2020年診療報酬改定に向けの議論~第1回入院医療等の調査・評価分科会とeラーニング

 雨模様の早朝の富山・神通川鉄橋です。雨に喜んでいるのは、向こうの新緑だけかもしれません。
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 東京も時折雨が降り、高湿度な不快な天候です。10:00より、新橋のTKP新橋カンファレンスセンター 新館を会場に
 2019年度 第1回 診療報酬調査専門組織
 入院医療等の調査・評価分科会
の開始です。いよいよ明年の診療報酬改定に向けて戦闘開始です。今回は、今後の議論の方向性と2019年度調査項目の確認です。
 入院患者の評価指標については
○ 次回改定に向けて、それぞれの入院料に応じ
て、医療機能をより適切に評価するため、以下の検討が必要。
・ 重症度、医療・看護必要度については、平成30年度改定における評価基準の見直しや、重症度、医療・
看護必要度Ⅱの創設を踏まえた検討
・ 医療区分については、平成30年度改定における判定方法の見直しを踏まえた検討
・ 回復期リハビリテーション病棟については、平成30年度改定において入院料の評価体系に実績評価を組み込んだことを踏まえた検討 等
○ また、中・長期的には、入院医療機能の適切な評価指標や測定方法等について、従来の評価指標以外
についても、必要な調査研究を含め、検討する必要があるのではないか。
とその主戦場は、重症度、医療・看護必要度です。
 DPC/PDPSについては、
・平均的な診療実態とかい離した医療機関が含まれると、全てのDPC対象病院の診療実績を用いて報酬水準を設定するため、安定的な制度運用の妨げとなりうる。
・平均的なDPC対象病院に対して、かい離した診療実態に関する分析や制度上の課題を分析し、分析結果を踏まえ、要件設定も含めたDPC対象病院の評価のあり方について検討が必要ではないか。
外れ値病院の解析と位置付けが主戦場となりそうです。
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 その後、日本橋のCIVI研修センターへ移動します。ここで、全日本病院協会とS-QUE研究会が共同開発する
 看護師特定行為研修 『全日病SQUE eラーニング』
の今般の省令改正に伴うモデルチェンジに対応した講義、
 特定行為実践のための関連法規を学ぶ
の収録です。私の講義を以って、令和から始まる特定行為研修モデルチェンジに伴う共通科目研修250時間の改定を完了です。また、新パッケージの術中麻酔管理領域、在宅・慢性期領域の教材もすべて完成します。
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by dr-kanno | 2019-04-25 15:04 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)

医師の働き方改革の方向性を睨みながら

 北寄りの風が吹き肌寒いものの春の陽射しの七尾です。春休みということで七尾湾にはミズスマシのような漕艇も。病院横の桜並木の蕾は未だ固いですが、1本だけ開花です。確かこの木、サクランボを結実する桜です。
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 地域医療の確保か医師の労働規制かで、医療界の今後の行方を左右する2024年からの医師の働き方改革の方向性がこの年度末の28日に決定されました。
 その概要は、以下のようになります。
 わが国の医療は、医師の自己犠牲的な長時間労働により支えられており、危機的な状況にあるという現状認識に立ちます。その背景には、個々の医療機関における業務・組織のマネジメントの課題のみならず、医師の需給や偏在医師の養成の在り方地域医療提供体制における機能分化・連携が不十分な地域の存在、医療・介護連携国民の医療のかかり方等が存在するとします。
 その中で、個々の医師の健康確保と、医療の質や安全の確保は表裏一体であるという認識にたちながら、医師が行う診療業務を、働き方の観点からみると、4つの特殊性:公共性、不確実性、高度の専門性、技術革新と水準向上と規定しながら、地域医療の確保を考慮しつつ(B水準)、医師のキャリアの中でのライフステージごとにその時間外労働を規制(C水準)することとします(下図参照)。
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 すべての医療職の働き方の見直しのためのキーワードコアミッション本来業務の規定とそこへの集中、業務の効率化と思います。その視点ために、当院ではこれまでSPD(日本初)、PHS(日本初)、ICT、医師事務作業補助者(診療報酬評価前から)、看護師特定行為研修、介護職員喀痰吸引等研修、セントラルキッチン、コールセンター(代行入力)、Remote Access (BYOD)、PHR、コミュニケーションロボットなどを、タスクのシェア(分かち合い)の思想で導入してきました。さらに次はAIとなることでしょう。これらの進取の思想をこの時期だからこそ活かしていきたく思います。

by dr-kanno | 2019-03-29 14:18 | 医療・介護制度のこと | Comments(0)



石川県七尾市の社会医療法人財団董仙会・恵寿総合病院(www.keiju.co.jp)理事長 神野正博のブログです。法人・病院の取り組みを紹介するとともに、地域医療や日本の医療への思いを綴ります。
カテゴリ
公職一覧
・社会福祉法人徳充会理事長
・公益社団法人全日本病院協会副会長
・一般社団法人日本社会医療法人協議会副会長
・一般社団法人日本専門医機構理事
・一般社団法人七尾市医師会監事
・七尾商工会議所副会頭
・石川県病院協会副会長
・国際ロータリー2610地区2021-22年ガバナーノミニー
・特定非営利活動法人VHJ機構理事・VHJ研究会監事
・サービス産業生産性協議会(SPRING)幹事
・公益財団法人日本医療機能評価機構評議員、事業推進委員
・一般社団法人日本医療経営実践協会理事
・一般社団法人日本ホスピタルアライアンス理事

(委員)
【厚生労働省】医道審議会医師分科会医師臨床研修部会委員、医道審議会医師分科会医師国家試験改善検討部会委員、医道審議会保健師助産師看護師分科会看護師特定行為・研修部会委員、医師臨床研修制度到達目標・評価の在り方に関するWG委員、(中医協)診療報酬調査専門組織 入院医療等の調査・評価分科会委員、医療従事者の需給に関する検討会医師分科会委員、がん診療提供体制のあり方に関する検討会委員、認知症の人の行動・心理症状や身体合併症対応など循環型の医療介護等の提供のあり方に関する研究会委員
【内閣官房】日本版CCRC構想有識者会議委員
【石川県】石川県医療審議会委員 、医療計画推進委員会地域医療ビジョン策定部会委員、地域医療構想アドバイザー、医商工連携促進協議会会員
【日本専門医機構】財務委員会委員
【四病協】総合部会員、医療安全対策委員会委員長、医療制度委員会委員 、医師の働き方検討委員
【日病協】診療報酬実務者委員会委員
【全日本病院協会】病院のあり方委員会、病院機能評価委員会、学術委員会、医療の質向上委員会、救急・防災委員会担当副会長
【日本病院会】インターネット委員会委員、災害医療対策委員会副委員長
【日本医師会】病院委員会委員
【医師臨床研修マッチング協議会】運営委員
【医学書院】月刊「病院」編集主幹

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